CAICA DIGITAL---2023年10月期通期連結業績予想
CAICA DIGITAL<2315>は16日、非開示としていた2023年10月期(2022年11月-2023年10月)の連結業績予想について発表した。
売上高は54.12億円、営業利益は24.00億円の赤字、経常利益は35.43億円の赤字、親会社株主に帰属する当期純利益は38.45億円の赤字、1株当たり当期純利益は31円19銭の赤字とした。
同社グループは「ITサービス事業」と「金融サービス事業」を展開している。この内「金融サービス事業」は、経済情勢や暗号資産等の環境の影響を受けることから業績予想を行うことが困難であるため、連結業績予想を非開示としてきた。しかし、予定通りクシム<2345>への同社子会社の株式譲渡契約締結が完了し、同社グループの「金融サービス事業」の抜本的な構造見直しに目途が立ったことから、精査中だった「金融サービス事業」の構造見直しに係る費用や、最近の業績動向をふまえ、現時点で入手可能な情報をもとに通期連結業績予想を開示した。
同社は、暗号資産交換所Zaifの運営及び暗号資産関連事業を営む子会社を売却する。また、カイカ証券の第一種金融商品取引業と投資運用業の廃止を決定した。これまで同社グループの業績面、キャッシュ・フロー面で大幅なマイナスの影響をもたらしていた「金融サービス事業」の構造を抜本的に見直すことで、今後、同社グループは収益力の向上を図っていく。なお、「金融サービス事業」が属する子会社売却に伴い、カイカエクスチェンジホールディングス、カイカエクスチェンジ及びカイカキャピタルの3社は 2024年10月期より同社の連結の範囲から除外される。
《SI》
提供:フィスコ