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3244サムティ

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サムティ Research Memo(5):2023年11月期上期は大幅な増収及び営業増益を実現(2)


■サムティ<3244>の業績動向

2. 開発計画(パイプライン)の状況
レジデンス(S-RESIDENCE)の開発については、28棟(通期計画は55棟)が竣工するとともに、2024年11月期以降の竣工予定分についても、2024年11月期が84棟、2025年11月期が86棟、合計197棟、約13,000戸の開発を全国各地で進めており、資産拡大に向けて順調にパイプラインを積み上げることができた。また、ホテル・オフィスの開発については、ホテルが7棟※、オフィス7棟が進行中である。

※そのうち、1棟(メルキュール東京羽田エアポート/客室数363)は2023年秋開業予定。


3. 2023年11月期上期の総括
以上から、2023年11月期上期を総括すると、好調な物件販売等により大幅な増収及び営業増益を実現した業績面はもちろん、開発用地や収益不動産の取得を始め、グループ資産拡大に向けた戦略的投資も順調に進んでおり、その両面で大きな成果をあげることができたと評価できる。特に、ここ数年コロナ禍の影響を受けてきたホテル賃貸・運営事業が好転してきたことは今後の収益の底上げや、ホテルREITの上場に向けても明るい材料と言えよう。また、経済成長の著しいベトナムでの海外事業が本格化してきたことも、新たな成長の軸として注目すべきポイントである。なお、2023年1月に公表した不適切な会計処置(連結対象範囲の判断)に係る疑義については、特別調査委員会の調査により解消済みであり、過年度決算の修正や今後の業績に与える影響についても懸念する必要はないようだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《AS》

 提供:フィスコ

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