SBSHD Research Memo(3):2023年12月期第2四半期累計業績は不動産流動化の実施により増収増益に
■業績動向
1. 2023年12月期第2四半期累計業績の概要
SBSホールディングス<2384>の2023年12月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比2.7%増の222,666百万円、営業利益で同70.7%増の14,242百万円、経常利益で同74.0%増の14,349百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同331.9%増の8,186百万円と増収増益となり、第2四半期累計として過去最高を更新した。物流事業については海外物流の売上減少や国内新規拠点の立ち上げコスト、光熱費の増加等により減収減益となったものの、物流施設2件の流動化を実施したことによる不動産事業の収益増でカバーした。また、前年同期に特別損失として計上した物流拠点の火災損失4,578百万円が無くなったことも寄与し、四半期純利益ベースでは大幅増益となった。
会社計画比では物流事業の低迷により、売上高は2.3%下回ったものの、本社コストなどを保守的に見込んでいたこともあり、営業利益は4.7%上回るなど各利益段階では計画を若干上回った。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ