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短期的な値幅取り狙いの商いが中心/オープニングコメント


 5日の日本株市場は、買い先行も次第にこう着感が強まる相場展開が見込まれる。4日の米国市場はNYダウが127ドル高、ナスダックは176ポイント高だった。9月のADP雇用統計で雇用の伸びが予想以上に減速したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退し、安心感が広がった。しかし、マッカーシー下院議長の解任を受けた政治的混乱や政府機関閉鎖懸念も根強く上値は限定的となった。米長期金利の低下でハイテクが買われ、ナスダックは終日堅調に推移し相場を支援した。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比310円高の30710円。円相場は1ドル148円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。日経平均は昨日の下げで節目の30500円を一時下回ったこともあり、足もとでの急ピッチな下げに対する自律反発狙いの動きも入りやすいところである。ボリンジャーバンドの-3σを下回ってきたこともあり、売られ過ぎが意識されやすい点でも、いったんは買いに向かわせやすいタイミングであろう。

 ただし、米国市場は経済指標や長期金利の動向に振らされやすく、週末には雇用統計の発表を控えているため、積極的な売買は手控えられやすい。また、東京市場は3連休を控えていることもあり、ポジションを傾けてくる動きは限られる。そのため、あくまでも自律反発狙いのスタンスになり、底入れ感は出にくい。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から前日の高値水準は意識されるが、マド埋めの動きがみられないようだと、次第に戻り待ちの売りが入りやすくなりそうであり、短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりうそうだ。

 物色の流れとしては米長期金利の上昇が一服したことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの一角が日経平均をけん引する格好となる一方で、バリュー株の持ち高調整は継続しそうだ。原油先物相場の下落からエネルギー株は利食いが入りやすいため、TOPIX型の鈍さが意識されやすいだろう。中小型株についてはマザーズ指数が一段安となったことから換金売りが出やすく、個別に材料のある銘柄に資金が集中することになるとみておきたい。

《AK》

 提供:フィスコ

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