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株価指数先物【寄り前】 8月安値意識も、まずは3万1500円での底堅さを見極め


大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 31590 -230 (-0.72%)
TOPIX先物 2306.5 -12.0 (-0.51%)
シカゴ日経平均先物 31610 -210
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 2日の米国市場は、NYダウが下落した一方で、 S&P500ナスダックは上昇。9月の米ISM製造業景況指数が前月比49.0と予想を上回り、昨年11月以来の高水準だったほか、9月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.8と速報値(48.9)から上方修正された。これを受けて米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの観測が強まるなか、米長期金利の上昇が重荷となった。米連邦政府のつなぎ予算が成立し政府閉鎖は回避されたが、これを手掛かりとした買いは限られた。S&P500業種別指数はメディア、ソフトウエア・サービス、半導体・同製造装置が上昇した半面、公益事業、銀行、エネルギーが下落。

 シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比210円安の3万1610円だった。日経225先物(12月限)は日中比70円高の3万1890円で始まり、3万1920円まで買われた。しかし、ほどなくして下落に転じると、その後はジリ安基調を継続した。終盤にかけて一時3万1480円と節目の3万1500円を下回る場面も見られ、3万1590円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢の展開が意識されそうだ。米国でのつなぎ予算の成立を材料とした買いが限られるなか、予想を上回る経済指標の発表が米金融引き締め長期化の警戒につながっていた。今週は週末に9月の米雇用統計の発表を控えている。米国睨みの展開が続くなか、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られそうだ。

 日経225先物は一時節目の3万1500円を割り込み、ボリンジャーバンドの-2σを下回ってきた。バンドが再び下向きに転じつつあることは気掛かりだが、売られ過ぎが意識されやすく、同水準での底堅さを見極める展開になりそうである。ただし、節目の3万1500円水準で上値の重さが意識されてくる局面では、8月18日に付けた直近安値の3万1000円を狙ったショートが警戒される。

 そのため、オプション権利行使価格の3万1500円を中心とした上下の権利行使価格となる3万1000円から3万2000円のレンジを想定。3万1500円処で底堅さがみられれば、-1σが位置する3万2000円が意識されやすく、バンド内での膠着になりそうだ。

 VIX指数は17.61(前日は17.52)と、小幅に上昇した。一時200日移動平均線を突破し、18.55まで切り上がる場面も見られたが、その後は同線を挟んでの小動きだった。足もとで変動幅が大きくなっており、やや投資家心理を神経質にさせそうである。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で13.72倍と横ばいだったが、一時13.78倍まで切り上がり、25日線が位置する13.80倍に接近した。同線が抵抗線として意識されやすいなか、米国では半導体株の一角が買われていることもあり、国内でもバリュー株の利益確定に対して、ハイテクなどグロース株の買い戻しが勢いを増す可能性がある。抵抗線を捉えてくる局面では、NTショートを巻き戻す動きに向かわせよう。

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