【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ダイセキＳ、ＡＩｉｎｓ、ダイセキ (2日大引け後 発表分)

　2日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ダイセキＳ <1712> [東証Ｐ]　★今期経常を26％上方修正・8期ぶり最高益更新へ　
　◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の20.4億円→25.7億円に26.3％上方修正。増益率が44.5％増→82.5％増に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は6月に続き2回目。主力の土壌処理事業で中京、関東、関西エリアにおける大規模案件が引き続き好調なことに加え、4月に買収した一般・産業廃棄物運搬処理を手掛ける杉本商事(非上場)の業績上乗せも利益を押し上げる。

　ＡＩｉｎｓ <4488> [東証Ｇ]　★今期最終を29倍上方修正
　◆24年3月期の最終損益(非連結)を従来予想の1000万円の黒字→2億8700万円の黒字(前期は5億1800万円の赤字)に29倍上方修正した。ショーケース <3909> [東証Ｓ]との資本業務提携解消に伴うショーケース株式の売却益を特別利益に計上するほか、株式売却に伴う税務調整の影響も利益拡大につながる。

　ダイセキ <9793> [東証Ｐ]　★今期経常を8％上方修正・最高益予想を上乗せ
　◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の132億円→143億円に8.3％上方修正。増益率が1.1％増→9.5％増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の産業廃棄物処理事業でエネルギー価格の高騰による処理原価の上昇などがあったものの、リサイクル燃料の販売価格が上昇したほか、国内各エリアでのシェア向上が寄与する。子会社のダイセキＳ <1712> [東証Ｐ]の好業績も利益を押し上げる。
　また、3日朝に東証の自己株式立会外買付取引で30万株(発行済み株式数の0.61％)を上限に自社株買いを実施することも発表した。

株探ニュース