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東京株式(前引け)=続落、一時3万2000円割れも後半下げ渋る

 27日前引けの日経平均株価は前営業日比151円34銭安の3万2163円71銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は6億6035万株、売買代金概算は1兆6540億円。値上がり銘柄数は629、対して値下がり銘柄数は1116、変わらずは91銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場はリスクオフの地合いが継続し日経平均株価は続落した。前日の米国株市場ではFRBによる金融引き締め長期化や米景気減速懸念を嫌気する形で売り優勢の展開となりNYダウが大幅安、東京市場もこの流れを引き継ぐ形となった。日経平均は寄り付きから大きく水準を切り下げ、一時350円を超える下げで3万2000円台を割り込む場面もあった。しかし、前場後半は値ごろ感からの押し目買いや空売りの買い戻しが入り下げ幅を縮小している。なお、値下がり銘柄数は全体の6割を占めた。

 個別では三井住友フィナンシャルグループ<8316>が軟調、商船三井<9104>なども売りに押された。ファーストリテイリング<9983>が値を下げ、三菱商事<8058>、東京電力ホールディングス<9501>なども安い。前日急騰した楽天銀行<5838>が大幅反落、コナカ<7494>が大きく値を下げたほか、アシックス<7936>の下げも目立つ。半面、レーザーテック<6920>がしっかり、キーエンス<6861>も買いが優勢。エーザイ<4523>も値を上げた。西華産業<8061>が大幅高、トルク<8077>も商いを膨らませ値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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