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【市況】株価指数先物【昼】 NT倍率は1月以来の安値を更新


 日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の3万1960円(-0.37%)前後で推移。寄り付きは3万1850円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1870円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。その後3万1740円まで下落幅を広げる場面が見られたが、売り一巡後は買い戻しの動きが優勢となり、中盤にかけて寄り付き水準を回復。終盤にかけて一時3万1980円まで下落幅を縮めた。

 日経225先物は売り先行で始まった後は、オプション権利行使価格の3万1750円辺りで下げ渋るなか、終盤にかけて3万2000円に接近してきた。アドバンテスト <6857> [東証P]が売り一巡後にプラスに転じたほか、東京エレクトロン <8035> [東証P]は下げ幅を縮めている。需給イベントに伴うリバランスが中心とみられるが、日経平均株価は寄り付き直後に節目の3万2000円を下回ったことから、いったんは調整一巡感も意識されやすいところだろう。後場はこう着感が強まると考えられるが、ボリンジャーバンドの-1が位置する3万1970円辺りを上放れてくるようだと、終盤にかけてはリバランスに加えて、ショートカバーの動きが強まることになりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.62倍に低下した。一時13.60倍まで下げており、1月16日の安値13.62倍を下回った。ボトム形成が意識されるものの、配当志向の物色に向かわせやすいなか、方向性としてはNTショートに向かいそうだ。

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