サーキュレーション---23年7月期は2ケタ増収・増益、平均月次稼働プロジェクト数が過去最高水準を更新
サーキュレーション<7379>は13日、2023年7月期決算を発表した。売上高が前期比14.7%増の81.46億円、営業利益が同7.4%増の5.69億円、経常利益が同7.8%増の5.69億円、当期純利益が同6.4%増の3.68億円となった。同社は、「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンを掲げ、「プロシェアリング」事業を展開し、順調に業績を伸ばしている。主力サービスの「プロシェアリングコンサルティング」サービスは、世の中の法人企業が抱える経営課題を外部プロ人材の力で解決支援するサービスとなっており、「FLEXY(フレキシー)」サービスは、企業のITに関する経営課題をDX(デジタルトランスフォーメーション)によって解決支援するサービスとなっている。当年度は、労働人口減少による人手不足や働き方改革に加え、新型コロナウイルス感染症の影響から、オープンイノベーションによる経営改革やDXによる業務効率化を推進する企業が増加する等、外部プロ人材活用の需要が堅調に推移致した。また、過去の緊急事態宣言を経て同社登録のプロ人材による法人顧客へのWeb MTG等を用いたリモート支援が定着している。法人企業が社内の人材のみならず、経験・知見を豊富に有する外部プロ人材を活用したいという需要、また必ずしも雇用契約に縛られないビジネスパーソン一人ひとりの多様な働き方も加速し、当年度は平均月次稼働プロジェクト数が1,259件(前年度の平均月次プロジェクト件数は1,163件)となり、過去最高水準を更新している。事業ごとの売上高について、プロシェアリングコンサルティングサービスの売上高は前年同期比12.9%増の43.58億円、FLEXYサービスの売上高は同16.3%増の35.67億円、その他の売上高は同23.7%増の2.20億円となった。2024年7月期通期の業績予想については、売上高が前期比10.5%増の90.00億円、営業利益が同10.7%増の6.30億円、経常利益が同10.6%増の6.30億円、当期純利益が同8.4%増の4.00億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ