<注目銘柄>=AREHD、配当狙いの買いで出直り急
AREホールディングス<5857>は貴金属リサイクルの大手。7月にアサヒホールディングスから社名を変更した。今24年3月期は年90円の配当を計画しており、足もとの利回りは4%超と高水準。今月末に向け、中間配当(45円)の権利取りを狙った買いが強まる可能性がある。
同社はパソコンやスマートフォンなどの電子機器をはじめ、宝飾品や歯の治療に使う詰め物、自動車の触媒(排ガス中の有害物質を除去するパーツ)など、さまざまなモノから貴金属を回収している。23年3月期は金の回収が好調で、売上高は過去最高を達成。一方、触媒に含まれるロジウムの価格下落の影響で営業利益は減少した。
この流れが続き、今第1四半期も減益を余儀なくされた。下期以降にパラジウムやプラチナの回収量回復を見込んでおり、今後の業績推移を見守りたい。足もとの株価は第1四半期の業績悪を織り込む過程で1800円台前半まで突っ込んだが、そこから急速に出直る動きをみせている。中長期のトレンドを示す200日移動平均線が1900円台半ばに位置しており、これを明確にクリアできるか見極めたい。(イ)
出所:MINKABU PRESS
同社はパソコンやスマートフォンなどの電子機器をはじめ、宝飾品や歯の治療に使う詰め物、自動車の触媒(排ガス中の有害物質を除去するパーツ)など、さまざまなモノから貴金属を回収している。23年3月期は金の回収が好調で、売上高は過去最高を達成。一方、触媒に含まれるロジウムの価格下落の影響で営業利益は減少した。
この流れが続き、今第1四半期も減益を余儀なくされた。下期以降にパラジウムやプラチナの回収量回復を見込んでおり、今後の業績推移を見守りたい。足もとの株価は第1四半期の業績悪を織り込む過程で1800円台前半まで突っ込んだが、そこから急速に出直る動きをみせている。中長期のトレンドを示す200日移動平均線が1900円台半ばに位置しており、これを明確にクリアできるか見極めたい。(イ)
出所:MINKABU PRESS