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【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸、米CPI通過でリスク選好の買い優勢 (9月14日)


日経平均株価
始値  32925.54
高値  33244.45(14:32)
安値  32851.24(09:19)
大引け 33168.10(前日比 +461.58 、 +1.41% )

売買高  16億0817万株 (東証プライム概算)
売買代金  3兆9484億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は大幅反発、先物主導で一時500円超高
 2.米CPIは想定範囲内で米株市場ではハイテク株高
 3.東京市場では半導体関連が買われ全体押し上げる
 4.解散総選挙の思惑も追い風、後場に上げ足強める
 5.33業種ほぼ全面高に、売買代金も高水準に膨らむ

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比70ドル安と続落した。米CPIはほぼ想定の範囲内で着地もFRBの利上げ軌道変わらずとの見方で景気敏感株を中心に売りが優勢となった。

 東京市場では、主力ハイテク株中心に買い戻される形となり、日経平均株価は大幅高。一時500円を超える上昇をみせる場面があった。

 14日の東京市場はリスク選好ムードのなか、日経平均は先物主導で次第高の展開をみせた。前日の米国株市場では、8月の米消費者物価指数(CPI)が事前の想定内の結果だったことを受け、FRBの金融引き締めに対する過度な懸念が後退、ハイテク株に買いが入った。米CPIを無難に通過したことで、東京市場もセンチメントが改善し、半導体などハイテク主力株中心に商いを伴って上昇する銘柄が多かった。解散総選挙観測を背景に後場は一段高となり、インデックス買いで日経平均は上げ足を強めた。値上がり銘柄数はプライム市場の67%にとどまったが、業種別では33業種中、空運を除く32業種が上昇した。また、全体売買代金も3兆9000億円台と高水準に膨らんでいる。

 個別では、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が大幅高となったほか、ディスコ<6146>も値を飛ばした。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>など半導体関連の主力どころが軒並み高となった。また、トヨタ自動車<7203>が堅調、三菱重工業<7011>も終始買い優勢。JT<2914>、日本製鉄<5401>なども買いを集めた。鳥貴族ホールディングス<3193>、アイシン<7259>が急騰、丹青社<9743>も物色人気に。日揮ホールディングス<1963>の上げも目立つ。
 半面、川崎汽船<9107>が利食われ、ソフトバンクグループ<9984>、ファナック<6954>も冴えない。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が売りに押された。エイチ・アイ・エス<9603>は大幅安。アステリア<3853>、アトラエ<6194>などが急落、ヤーマン<6630>も大きく値を下げた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、TDK <6762>、ホンダ <7267>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約220円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファナック <6954>、中外薬 <4519>、セコム <9735>、セブン&アイ <3382>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約25円。

 東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は空運業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉄鋼、(3)不動産業、(4)繊維製品、(5)証券商品先物。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)ゴム製品、(2)水産・農林業、(3)陸運業、(4)サービス業、(5)小売業。

■個別材料株

△鳥貴族HD <3193> [東証P]
 今期最終68%増益計画でショートカバー誘発。
△マクビープラ <7095> [東証G]
 5~7月期は売上高と営業利益ともに倍増。
△JSB <3480> [東証P]
 1→2の株式分割と第3四半期累計最終利益は通期計画超過を材料視。
△スキヤキ <3995> [東証G]
 2~7月期増収増益を好感。
△スマレジ <4431> [東証G]
 5~7月期営業利益2.2倍で通期上方修正期待膨らむ。
△PBシステム <4447> [東証G]
 上限15万株の自社株買いの発表が買いを誘う。
△3DM <7777> [東証G]
 子会社貸付金巡る為替差益で5~7月期は経常黒字に転換。
△トルク <8077> [東証P]
 デジタル化施策進め今期最終益予想42%増に上方修正。
△ナレルG <9163> [東証G]
 建設技術者とIT人材ニーズ旺盛で5~7月期営業6割増益達成。
△丹青社 <9743> [東証P]
 5~7月期受注高の増加を好感。

▼はてな <3930> [東証G]
 人件費増や円安響き今期最終益67%減を計画。
▼HIS <9603> [東証P]
 5-7月期は営業赤字に転じる。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)鳥貴族HD <3193>、(2)アイシン <7259>、(3)丹青社 <9743>、(4)JSB <3480>、(5)シード <7743>、(6)トルク <8077>、(7)JIA <7172>、(8)日揮HD <1963>、(9)野村マイクロ <6254>、(10)日本アクア <1429>。
 値下がり率上位10傑は(1)アステリア <3853>、(2)アセンテック <3565>、(3)アトラエ <6194>、(4)HIS <9603>、(5)ネオジャパン <3921>、(6)オークネット <3964>、(7)Jエレベータ <6544>、(8)カナミックN <3939>、(9)スノーピーク <7816>、(10)ヤーマン <6630>。

【大引け】

 日経平均は前日比461.58円(1.41%)高の3万3168.10円。TOPIXは前日比26.93(1.13%)高の2405.57。出来高は概算で16億0817万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1224、値下がり銘柄数は535となった。東証マザーズ指数は741.04ポイント(3.50ポイント高)。

[2023年9月14日]


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