話題株ピックアップ【夕刊】(3):ネクステージ、ソフトバンクG、ヒーハイスト
■ネクステージ <3186> 2,770円 -700 円 (-20.2%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ
ネクステージ<3186>が急落した。この日、中古車販売のビッグモーターの保険金不正請求問題に続き、ネクステージでも同様の不正が横行している疑いがあると一部で報じられ、嫌気されたようだ。文春オンラインが、タイヤの無料交換時にわざとパンクさせたり、パンクしたように見せかける不正が横行していたと報じている。ネクステージは8月23日、車検事業や板金事業について、不正が発生しても速やかに発見できる体制を構築しているとのコメントを発表。9月1日には、営業現場に関する証言をもとにした報道機関の質問に対する回答をホームページ上で公表している。
■ライフネット生命保険 <7157> 984円 -16 円 (-1.6%) 本日終値
ライフネット生命保険<7157>が反落。同社は8月30日に公募増資と売り出し、第三者割当増資を行うことを発表しており、この日から発行・売り出し価格決定期間に入っている。このため、警戒感からの売りが先行した様子だ。
■セリア <2782> 2,293円 -21 円 (-0.9%) 本日終値
セリア<2782>が冴えない。5日の取引終了後に8月度の月次売上高について発表。既存店売上高は前年同月比2.3%減となり、嫌気されたようだ。既存店の客数は同0.3%減と2カ月ぶりの前年同月割れ。客単価は同1.9%減と、2カ月連続で前年同月の水準を下回った。全店売上高は同1.4%増だった。8月は直営で4店舗を出店。退店は1店舗だった。
■ソフトバンクグループ <9984> 6,400円 -22 円 (-0.3%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>は売り買い交錯、8月末以降は調整局面となり75日移平均線も下回っていたが、前日に下げ止まり、きょうは前日終値近辺で強弱観を対立させている。今月中に同社傘下の英半導体設計大手アームが米ナスダック市場へ新規上場するが、仮条件が1株当たり47~51ドルに設定されたことが公表され、これにより上場時の時価総額は最大で約520億ドル、日本円にして約7兆7000億円になる見通しとなった。事前のコンセンサスを下回ったことから一部で失望売りも観測されるが、今年最大となるIPOが目前に近づいたことで、改めてソフトバンクGの株価を刺激している面もある。ソフトバンクGがアームの9割強の株式を保有しているが、米アップル<AAPL>やインテル<INTC>、エヌビディア<NVDA>などが出資に前向きな姿勢を示しているとも伝わっており、アームの上場後の値動きも注目を呼びそうだ。
■ヒーハイスト <6433> 316円 +76 円 (+31.7%) 一時ストップ高 本日終値
ヒーハイスト<6433>が一時ストップ高に買われ、年初来高値を更新した。精密加工部品を手掛ける同社はTHK<6481>を主要取引先とし、過去には自動車レースの最高峰とされるF1において、ホンダ<7267>のレース車向けの部品試作を行っていた。日刊工業新聞は5日、モノづくり企業の連載企画のなかでヒーハイストを紹介。同社の部品が半導体製造装置などにも使われていると記した。これを受け、成長が期待できる中小型の半導体関連株を求める投資家の関心が集まり、引き続ききょうも買われる要因となったようだ。株価は2026年にホンダがF1に復帰することが発表された5月の高値を上抜けて推移している。
■内海造船 <7018> 7,250円 +1,000 円 (+16.0%) ストップ高 本日終値
内海造船<7018>がストップ高。海事プレスオンラインが5日、内海造船が新たに開発した4万重量トン型バルカーを国内外の船主から受注したようだと報じた。同社株は朝方、一進一退の動きとなっていたが、次第に報道内容を好感した買いが優勢となった。すでに5隻以上の規模の受注を決めたもようだと伝えている。
■IGS <4265> 498円 +66 円 (+15.3%) 一時ストップ高 本日終値
Institution for a Global Society<4265>が大幅高。この日、同社とJTB(東京都品川区)が教育活動の効果を測定するシステム「J’s GROW」を開発し、JTBが全国の中学高校向けに提供を始めると発表。業績へのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。教育活動を約150の構成要素に分解し、生徒の行動特性(コンピテンシー)に与える影響を可視化する。定量化したデータを活用し、学校教育の質の向上などの効果が期待できるという。
■エクスモーション <4394> 1,028円 +123 円 (+13.6%) 一時ストップ高 本日終値
エクスモーション<4394>が一時ストップ高。この日、同社とISID<4812>が自動車開発支援ソリューションの共同開発などに向けた業務提携契約の締結を発表。これをポジティブ視した買いが集まったようだ。無線通信を経由してデータを送受信し、ソフトウェアの更新などを行う「Over The Air技術」の普及を見据え、ソリューションの開発およびソフトウェアの開発のコンサルティングなど、ワンストップのサービス提供を目指す。ソフトウェア開発領域での豊富なコンサルティング実績を持つエクスMと、ハードウェア設計領域のソリューションなどで強みを持つISID<4812>の協業により、自動車の開発課題の解決につながるソリューションを開発し提供する。
●ストップ高銘柄
ホーブ <1382> 2,232円 +400 円 (+21.8%) ストップ高 本日終値
オーテック <1736> 3,010円 +500 円 (+19.9%) ストップ高 本日終値
ランシステム <3326> 520円 +80 円 (+18.2%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
ネクステージ <3186> 2,770円 -700 円 (-20.2%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
ネクステージ<3186>が急落した。この日、中古車販売のビッグモーターの保険金不正請求問題に続き、ネクステージでも同様の不正が横行している疑いがあると一部で報じられ、嫌気されたようだ。文春オンラインが、タイヤの無料交換時にわざとパンクさせたり、パンクしたように見せかける不正が横行していたと報じている。ネクステージは8月23日、車検事業や板金事業について、不正が発生しても速やかに発見できる体制を構築しているとのコメントを発表。9月1日には、営業現場に関する証言をもとにした報道機関の質問に対する回答をホームページ上で公表している。
■ライフネット生命保険 <7157> 984円 -16 円 (-1.6%) 本日終値
ライフネット生命保険<7157>が反落。同社は8月30日に公募増資と売り出し、第三者割当増資を行うことを発表しており、この日から発行・売り出し価格決定期間に入っている。このため、警戒感からの売りが先行した様子だ。
■セリア <2782> 2,293円 -21 円 (-0.9%) 本日終値
セリア<2782>が冴えない。5日の取引終了後に8月度の月次売上高について発表。既存店売上高は前年同月比2.3%減となり、嫌気されたようだ。既存店の客数は同0.3%減と2カ月ぶりの前年同月割れ。客単価は同1.9%減と、2カ月連続で前年同月の水準を下回った。全店売上高は同1.4%増だった。8月は直営で4店舗を出店。退店は1店舗だった。
■ソフトバンクグループ <9984> 6,400円 -22 円 (-0.3%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>は売り買い交錯、8月末以降は調整局面となり75日移平均線も下回っていたが、前日に下げ止まり、きょうは前日終値近辺で強弱観を対立させている。今月中に同社傘下の英半導体設計大手アームが米ナスダック市場へ新規上場するが、仮条件が1株当たり47~51ドルに設定されたことが公表され、これにより上場時の時価総額は最大で約520億ドル、日本円にして約7兆7000億円になる見通しとなった。事前のコンセンサスを下回ったことから一部で失望売りも観測されるが、今年最大となるIPOが目前に近づいたことで、改めてソフトバンクGの株価を刺激している面もある。ソフトバンクGがアームの9割強の株式を保有しているが、米アップル<AAPL>やインテル<INTC>、エヌビディア<NVDA>などが出資に前向きな姿勢を示しているとも伝わっており、アームの上場後の値動きも注目を呼びそうだ。
■ヒーハイスト <6433> 316円 +76 円 (+31.7%) 一時ストップ高 本日終値
ヒーハイスト<6433>が一時ストップ高に買われ、年初来高値を更新した。精密加工部品を手掛ける同社はTHK<6481>を主要取引先とし、過去には自動車レースの最高峰とされるF1において、ホンダ<7267>のレース車向けの部品試作を行っていた。日刊工業新聞は5日、モノづくり企業の連載企画のなかでヒーハイストを紹介。同社の部品が半導体製造装置などにも使われていると記した。これを受け、成長が期待できる中小型の半導体関連株を求める投資家の関心が集まり、引き続ききょうも買われる要因となったようだ。株価は2026年にホンダがF1に復帰することが発表された5月の高値を上抜けて推移している。
■内海造船 <7018> 7,250円 +1,000 円 (+16.0%) ストップ高 本日終値
内海造船<7018>がストップ高。海事プレスオンラインが5日、内海造船が新たに開発した4万重量トン型バルカーを国内外の船主から受注したようだと報じた。同社株は朝方、一進一退の動きとなっていたが、次第に報道内容を好感した買いが優勢となった。すでに5隻以上の規模の受注を決めたもようだと伝えている。
■IGS <4265> 498円 +66 円 (+15.3%) 一時ストップ高 本日終値
Institution for a Global Society<4265>が大幅高。この日、同社とJTB(東京都品川区)が教育活動の効果を測定するシステム「J’s GROW」を開発し、JTBが全国の中学高校向けに提供を始めると発表。業績へのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。教育活動を約150の構成要素に分解し、生徒の行動特性(コンピテンシー)に与える影響を可視化する。定量化したデータを活用し、学校教育の質の向上などの効果が期待できるという。
■エクスモーション <4394> 1,028円 +123 円 (+13.6%) 一時ストップ高 本日終値
エクスモーション<4394>が一時ストップ高。この日、同社とISID<4812>が自動車開発支援ソリューションの共同開発などに向けた業務提携契約の締結を発表。これをポジティブ視した買いが集まったようだ。無線通信を経由してデータを送受信し、ソフトウェアの更新などを行う「Over The Air技術」の普及を見据え、ソリューションの開発およびソフトウェアの開発のコンサルティングなど、ワンストップのサービス提供を目指す。ソフトウェア開発領域での豊富なコンサルティング実績を持つエクスMと、ハードウェア設計領域のソリューションなどで強みを持つISID<4812>の協業により、自動車の開発課題の解決につながるソリューションを開発し提供する。
●ストップ高銘柄
ホーブ <1382> 2,232円 +400 円 (+21.8%) ストップ高 本日終値
オーテック <1736> 3,010円 +500 円 (+19.9%) ストップ高 本日終値
ランシステム <3326> 520円 +80 円 (+18.2%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
ネクステージ <3186> 2,770円 -700 円 (-20.2%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース