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0019 東証 中型株

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話題株ピックアップ【夕刊】(3):ロイヤルHD、日立、ワークマン

■ロイヤルHD <8179>  2,732円  +40 円 (+1.5%)  本日終値
 ロイヤルホールディングス<8179>が3日続伸。岩井コスモ証券は1日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を3050円から3100円に引き上げた。23年上期は人流回復による外食事業の堅調に加え、地域間移動の再開やインバウンド客の増加が下支えとなり、空港ターミナルや高速道路店、リッチモンドホテルなどで業績回復が顕著となった。これを受け、同社では23年12月期の連結経常利益を30億円から40億円(前期比85.5%増)に増額修正した。同時に配当も従来予想から3円増額し年18円(前期比8円増)に見直した。同証券では「ロイヤルホスト」や「てんや」の既存店売上高が好調に推移している点などを踏まえ、今12月期の同利益は41億円と一段の増額を予想している。

■日立製作所 <6501>  10,045円  +126 円 (+1.3%)  本日終値
 日立製作所<6501>は4日続伸。株式分割や合併を考慮した修正株価ベースで初の1万円大台乗せを果たした。これまで進めてきた事業再編が一段落し、デジタル分野などを軸とした今後の成長戦略に期待が高まっている。直近決算の4~6月期業績は再編影響で売上高は減少したものの、利益面では法人向けデジタル支援やインフラ分野が伸び増益を確保した。株価は上昇トレンドを続け、8月31日に約35年ぶりに上場来高値を更新。その後も高値圏を突き進む展開となっている。

■ワークマン <7564>  5,160円  -100 円 (-1.9%)  本日終値
 ワークマン<7564>が安い。1日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比3.9%増と2カ月連続で前年実績を上回ったものの、7月の8.2%増から伸び率が鈍化していることが嫌気されたようだ。台風の上陸で西日本は大雨となった一方、東日本では降雨量が少なく雨関連商品は低調だったが、気温が高く推移したことでファン付きウエアやアームスリーブ、レギンスなど猛暑対策商品が売り上げを伸ばした。なお、全店売上高は同8.3%増だった。

■セブン&アイ <3382>  5,962円  -31 円 (-0.5%)  本日終値
 セブン&アイ・ホールディングス<3382>が小反落。前週末1日の取引終了後、そごう・西武の売却完了に伴い、24年2月期業績予想の修正を発表。最終利益を2850億円から2300億円(前期比18.1%減)へ引き下げ、従来の増益予想から一転減益の見通しとなったことが嫌気された。売却による特別損失の計上が響く。売上高は11兆1540億円から11兆5270億円(同2.4%減)へ、営業利益は5130億円から5250億円(同3.6%増)へ引き上げた。

■相模ゴム工業 <5194>  898円  +150 円 (+20.1%) ストップ高   本日終値
 相模ゴム工業<5194>は急騰。香港に本拠を置くヘッジファンドのオアシス・マネジメントが1日付で財務省に提出した大量保有報告書によれば、オアシスの相模ゴムの株式保有比率が9.77%となっていることが判明、これが相模ゴムの株価を強く刺激する格好となった。とりわけ保有目的に“重要提案行為”が記載されていることから、今後の同ファンドの動向に思惑が高まっている。

■星光PMC <4963>  667円  +100 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 星光PMC<4963>がストップ高。米投資ファンドのカーライル・グループ<CG>傘下であるインビジブルホールディングスが前週末1日の取引終了後、同社の非公開化と完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格1070円にサヤ寄せする格好となった。非公開化と完全子会社化により、カーライルがグローバルに展開するプラットフォームやこれまで蓄積してきたナレッジを活用して、高付加価値成長領域と安定的ニッチ領域の優れた事業ポートフォリオを有する「世界で戦う高機能樹脂化学メーカー」へ変革を図るのが狙い。買付予定数は1379万3645株(下限368万6554株・上限設定なし)で、買付期間は9月4日から10月17日まで。TOB成立後、星光PMCは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は9月1日付で同社株式を監理銘柄(確認中)に指定している。なお、星光PMCはTOBに対して賛同の意見を表明している。

■三ツ知 <3439>  1,030円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値
 三ツ知<3439>が大幅高。前週末1日の取引終了後、台湾の世徳工業(SUMEEKO社)と合弁会社の設立に向けて具体的な協議、検討を開始したと発表し、手掛かり視されたようだ。米国の自動車メーカー向け電気自動車(EV)締結部品の現地生産化を検討しているSUMEEKO社と、グローバルでの受注基盤拡大を目指す三ツ知の意向が一致。三ツ知が米テネシー州に持つグループ企業を生産拠点とする合弁会社設立に向けた資本提携について、具体的な協議を始めた。両社の合弁検討は1日付の日刊工業新聞が報じていた。記事によると、世徳工業は米ゼネラル・モーターズ<GM>やテスラ<TSLA>との取引関係があり、合弁に関しては9月末までに設立可否を判断するとしている。

■ワイエスフード <3358>  569円  +80 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 ワイエスフード<3358>がストップ高。同社は1日、海外事業展開の拡大と関東圏での店舗展開を加速するため東京本部を開設すると発表。これを買い材料視する動きが強まったようだ。九州や西日本を中心に事業展開するなか、関東圏でのプレゼンスを確立し国内事業を成長軌道に戻す狙いがある。海外展開に向けては現在、米国企業の買収に向けて交渉を進め、米国やメキシコでの事業展開を検討しているという。

■JMC <5704>  1,115円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値
 JMC<5704>が急反騰。3Dプリンターによる試作品製造と高品質・小ロット量産に対応した砂型鋳造を主力としているが、ここ自動車業界からのEV向け部品開発の引き合いが活発化しており、今後の展開に期待が高まっている。業績は急成長期にあり、22年12月期営業利益は前の期比3.4倍の3億5100万円と急拡大し4期ぶりに過去最高を更新したが、続く23年12月期も前期比20%増の4億2000万円と大幅な利益拡大が続く見通しにある。

■ファーストブラザーズ <3454>  1,205円  +116 円 (+10.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 ファーストブラザーズ<3454>が急伸し年初来高値を更新。前週末1日の取引終了後、23年11月期の連結業績予想について、売上高を194億円から217億6000万円(前期比52.3%増)へ、営業利益を33億4500万円から40億円(同2.2倍)へ、純利益を20億円から27億円(同2.3倍)へ上方修正したことが好感された。ポートフォリオ構成の観点から従来は売却を予定していなかった物件を売却対象に加えたことや、想定を上回る条件で売却を実施できていることなどが要因としている。

●ストップ高銘柄
 スパンクリト <5277>  316円  +80 円 (+33.9%) ストップ高   本日終値
 HCSホールディングス <4200>  1,414円  +300 円 (+26.9%) ストップ高   本日終値
 ビューティ花壇 <3041>  1,610円  +300 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値
 アーキテクツ <6085>  878円  +150 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値
 ポエック <9264>  1,120円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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