日プロ Research Memo(11):人材育成による着実な収益力向上に注目
■成長戦略
5. 弊社の視点
日本プロセス<9651>はシステム開発・ITサービス業界において「規模は小粒ながら独自のポジション」を確立し、堅実な経営によって比較的安定した収益を維持してきたが、株式市場においては地味な印象が強かった感が否めない。ただし2010年代後半より利益率向上に向けた施策を展開し、概ね8%前後で推移していた売上高営業利益率は2020年5月期に9%台、さらに2023年5月期に中期目標としていた10%以上を達成するなど、収益力は着実に向上している。そして第6次中期経営計画では、持続的成長に向けた基盤構築のステージと位置付けて人材育成を推進している。次期の中期経営計画でも基本方針に大きな変化はないと考えられるが、今後も着実に収益力を向上させることで、安定的な投資対象として投資家の関心が高まる可能性があるだろうと弊社では注目している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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提供:フィスコ