話題株ピックアップ【夕刊】(1):サカイ引越、DyDo、そーせい
■サカイ引越センター <9039> 5,210円 +450 円 (+9.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
サカイ引越センター<9039>は大幅高。28日の取引終了後、株式売り出しを中止すると発表。株式需給の悪化懸念がなくなったことを好感した買いが入った。最近の自社の株価や株式市場の動向、その他諸般の事情を総合的に勘案したという。売り出しとあわせて発表した株式分割については予定通り実施するとしている。
■DyDo <2590> 5,900円 +330 円 (+5.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
ダイドーグループホールディングス<2590>が続伸。28日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1月21日~7月20日)連結決算が、売上高1017億4600万円(前年同期比27.5%増)、営業利益25億2700万円(同3.5倍)、最終利益23億4300万円(前年同期8億6900万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感された。子会社ダイドードリンコとアサヒ飲料との自動販売機事業に関する包括的業務提携により1月にダイナミックベンディングネットワークを設立し、アサヒ飲料の100%子会社3社がDyDoの連結子会社となったことに加えて、価格改定効果で国内飲料事業の売り上げが大幅に増加したことが貢献した。また、海外飲料事業で、トルコにおいて高インフレが継続するなか、価格改定など戦略的な営業施策の展開で売り上げを伸長させたほか、中国で麦茶や紅茶などの現地製造品をはじめとする販売が好調に推移したことも寄与した。同時に、未定としていた24年1月期通期業績予想を発表しており、売上高2100億円(前期比31.1%増)、営業利益21億円(同3.0倍)、最終利益4億円(前期5億700万円の赤字)とした。ダイナミックベンディングネットワークの設立に加えて、価格改定効果により国内飲料事業で大幅増益を予想。海外飲料事業の収益改善も寄与する見通しだ。
■I-ne <4933> 2,993円 +166 円 (+5.9%) 本日終値
I-ne<4933>が4日ぶりに急反発した。SMBC日興証券が28日、I-neの目標株価を4500円から4600円に引き上げた。投資評価は「1」を継続する。主力製品の「BOTANIST」の売上高が回復するなか、「YOLU」の海外での成長ポテンシャルを指摘。豊富な新商品の発売計画を控え、業績モメンタムは加速するとの見方を示す。同証券はI-neの24年12月期営業利益予想を51億円から52億円に見直している。
■そーせいグループ <4565> 1,715円 +68 円 (+4.1%) 本日終値
そーせいグループ<4565>が続伸。大和証券は28日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は2200円(従来3400円)とした。「中長期の収益機会拡大力が徐々に再評価されよう」と指摘。同証券では23年12月期の連結営業利益は7億7000万円(前期比78%減)、24年12月期は同91億円を予想。英子会社へプタレスによる既存・新規の創薬提携からの収益機会獲得や、スイス製薬会社であるイドルシア・ファーマシューティカルズの日本などでの医薬事業の買収で得た開発・販売基盤を生かした自社品や導入品の収益機会拡大で一定の利益水準を長期的に維持できる可能性は十分ある、とみている。
■日本エスコン <8892> 852円 +32 円 (+3.9%) 本日終値
日本エスコン<8892>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、24年3月期(15カ月)の期末一括配当予想を48円にすると発表しており、好材料視された。決算期変更に伴い、従来(23年12月期)予想の期末一括38円から10円増額する。
■ロードスターキャピタル <3482> 1,743円 +61 円 (+3.6%) 本日終値
ロードスターキャピタル<3482>が5日続伸。28日の取引終了後、東京都新宿区の販売用不動産(事務所・倉庫・駐車場)を売却すると発表したことが好感された。売却価格は非開示としているが、22年12月期の連結売上高236億3700万円の10%相当額以上。なお、同件が業績に与える影響は23年12月期業績予想に織り込み済みとしている。
■楽天グループ <4755> 567円 +15.8 円 (+2.9%) 本日終値
楽天グループ<4755>が続伸。28日、傘下の楽天モバイルの携帯キャリアサービスの契約数が500万回線を突破したと発表。これが株価の支援材料となったようだ。楽天モバイルは2020年4月に携帯キャリアサービスを本格的に開始。これまで低価格でシンプルな料金プランの提供と、基地局の開設など回線エリアの拡大に努めてきたが、投資による財務負担の増大を警戒した売りが楽天グループ株の重荷となってきた。
■日本調剤 <3341> 1,356円 +18 円 (+1.4%) 本日終値
日本調剤<3341>が反発。この日午前中、自社開発した電子お薬手帳「お薬手帳プラス」が政府が運営する「マイナポータル」との連携機能を拡張したと発表しており、好材料視された。今回の機能拡張では、新たに電子処方箋の処方情報・調剤情報の取り込みが可能となったという。これにより、患者は既に連携を開始している薬剤情報とあわせて取り込むことで、複数の医療機関・薬局をまたがる過去から直近までの薬剤の情報を「お薬手帳プラス」内で一元的に管理・確認することが可能となったという。
■クレスコ <4674> 1,892円 +15 円 (+0.8%) 本日終値
クレスコ<4674>がしっかり。28日の取引終了後、自社株100万株(発行済み株数の4.75%)を9月8日付で消却すると発表したことが好材料視された。5月10日に消却する株数を発表した一方、消却予定日は未定としていたが、予定日が決定したという。
■SHIFT <3697> 30,130円 +165 円 (+0.6%) 本日終値
SHIFT<3697>は3日続伸。28日の取引終了後、子会社SHIFTグロース・キャピタルを通じて、各種システム開発などを提供するヒューマンシステム(東京都港区)の全株式を10月1日の予定で取得すると発表しており材料視された。ヒューマンシステムをグループに迎えることで、SHIFTや既存グループ会社と連携し、相互に顧客基盤を広げながら更なる開発力の強化、対応力の拡大を実現するのが狙い。取得価額は13億9900万円。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
株探ニュース
サカイ引越センター<9039>は大幅高。28日の取引終了後、株式売り出しを中止すると発表。株式需給の悪化懸念がなくなったことを好感した買いが入った。最近の自社の株価や株式市場の動向、その他諸般の事情を総合的に勘案したという。売り出しとあわせて発表した株式分割については予定通り実施するとしている。
■DyDo <2590> 5,900円 +330 円 (+5.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
ダイドーグループホールディングス<2590>が続伸。28日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1月21日~7月20日)連結決算が、売上高1017億4600万円(前年同期比27.5%増)、営業利益25億2700万円(同3.5倍)、最終利益23億4300万円(前年同期8億6900万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感された。子会社ダイドードリンコとアサヒ飲料との自動販売機事業に関する包括的業務提携により1月にダイナミックベンディングネットワークを設立し、アサヒ飲料の100%子会社3社がDyDoの連結子会社となったことに加えて、価格改定効果で国内飲料事業の売り上げが大幅に増加したことが貢献した。また、海外飲料事業で、トルコにおいて高インフレが継続するなか、価格改定など戦略的な営業施策の展開で売り上げを伸長させたほか、中国で麦茶や紅茶などの現地製造品をはじめとする販売が好調に推移したことも寄与した。同時に、未定としていた24年1月期通期業績予想を発表しており、売上高2100億円(前期比31.1%増)、営業利益21億円(同3.0倍)、最終利益4億円(前期5億700万円の赤字)とした。ダイナミックベンディングネットワークの設立に加えて、価格改定効果により国内飲料事業で大幅増益を予想。海外飲料事業の収益改善も寄与する見通しだ。
■I-ne <4933> 2,993円 +166 円 (+5.9%) 本日終値
I-ne<4933>が4日ぶりに急反発した。SMBC日興証券が28日、I-neの目標株価を4500円から4600円に引き上げた。投資評価は「1」を継続する。主力製品の「BOTANIST」の売上高が回復するなか、「YOLU」の海外での成長ポテンシャルを指摘。豊富な新商品の発売計画を控え、業績モメンタムは加速するとの見方を示す。同証券はI-neの24年12月期営業利益予想を51億円から52億円に見直している。
■そーせいグループ <4565> 1,715円 +68 円 (+4.1%) 本日終値
そーせいグループ<4565>が続伸。大和証券は28日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は2200円(従来3400円)とした。「中長期の収益機会拡大力が徐々に再評価されよう」と指摘。同証券では23年12月期の連結営業利益は7億7000万円(前期比78%減)、24年12月期は同91億円を予想。英子会社へプタレスによる既存・新規の創薬提携からの収益機会獲得や、スイス製薬会社であるイドルシア・ファーマシューティカルズの日本などでの医薬事業の買収で得た開発・販売基盤を生かした自社品や導入品の収益機会拡大で一定の利益水準を長期的に維持できる可能性は十分ある、とみている。
■日本エスコン <8892> 852円 +32 円 (+3.9%) 本日終値
日本エスコン<8892>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、24年3月期(15カ月)の期末一括配当予想を48円にすると発表しており、好材料視された。決算期変更に伴い、従来(23年12月期)予想の期末一括38円から10円増額する。
■ロードスターキャピタル <3482> 1,743円 +61 円 (+3.6%) 本日終値
ロードスターキャピタル<3482>が5日続伸。28日の取引終了後、東京都新宿区の販売用不動産(事務所・倉庫・駐車場)を売却すると発表したことが好感された。売却価格は非開示としているが、22年12月期の連結売上高236億3700万円の10%相当額以上。なお、同件が業績に与える影響は23年12月期業績予想に織り込み済みとしている。
■楽天グループ <4755> 567円 +15.8 円 (+2.9%) 本日終値
楽天グループ<4755>が続伸。28日、傘下の楽天モバイルの携帯キャリアサービスの契約数が500万回線を突破したと発表。これが株価の支援材料となったようだ。楽天モバイルは2020年4月に携帯キャリアサービスを本格的に開始。これまで低価格でシンプルな料金プランの提供と、基地局の開設など回線エリアの拡大に努めてきたが、投資による財務負担の増大を警戒した売りが楽天グループ株の重荷となってきた。
■日本調剤 <3341> 1,356円 +18 円 (+1.4%) 本日終値
日本調剤<3341>が反発。この日午前中、自社開発した電子お薬手帳「お薬手帳プラス」が政府が運営する「マイナポータル」との連携機能を拡張したと発表しており、好材料視された。今回の機能拡張では、新たに電子処方箋の処方情報・調剤情報の取り込みが可能となったという。これにより、患者は既に連携を開始している薬剤情報とあわせて取り込むことで、複数の医療機関・薬局をまたがる過去から直近までの薬剤の情報を「お薬手帳プラス」内で一元的に管理・確認することが可能となったという。
■クレスコ <4674> 1,892円 +15 円 (+0.8%) 本日終値
クレスコ<4674>がしっかり。28日の取引終了後、自社株100万株(発行済み株数の4.75%)を9月8日付で消却すると発表したことが好材料視された。5月10日に消却する株数を発表した一方、消却予定日は未定としていたが、予定日が決定したという。
■SHIFT <3697> 30,130円 +165 円 (+0.6%) 本日終値
SHIFT<3697>は3日続伸。28日の取引終了後、子会社SHIFTグロース・キャピタルを通じて、各種システム開発などを提供するヒューマンシステム(東京都港区)の全株式を10月1日の予定で取得すると発表しており材料視された。ヒューマンシステムをグループに迎えることで、SHIFTや既存グループ会社と連携し、相互に顧客基盤を広げながら更なる開発力の強化、対応力の拡大を実現するのが狙い。取得価額は13億9900万円。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
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