デイトナ---2Q増収なるも、アジア拠点卸売事業は引き続き好調を維持
デイトナ<7228>は9日、2023年12月期第2四半期(23年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.2%減の67.45億円、営業利益が同7.8%減の8.92億円、経常利益が同13.9%減の8.68億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同15.2%減の5.82億円となった。
国内拠点卸売事業の売上高は前年同期比7.2%減の49.83億円、セグメント利益は同18.0%減の6.45億円となった。ヘルメットやオリジナルのウェア等の販売は前年を上回り好調だったが、第1四半期の後半から流通各社の在庫調整による販売減少や利益改善のために価格改定を行った一部商品の販売数に減少が見られるなど、主体である部品、用品関連の販売が減少した。
アジア拠点卸売事業の売上高は同102.7%増の4.86億円、セグメント利益は同160.5%増の1.30億円となった。インドネシアにおける販売網の整備による商品供給の増大とともに、ブランドの認知が進み、現地のスクータータイプのオートバイ用商品の販売が好調に推移し売上高、利益ともに順調に伸長している。
小売事業の売上高は同8.9%減の11.61億円、セグメント利益は同26.5%減の0.73億円となった。ユーザーの消費行動の変化により来店客数の減少、高額カスタムニーズの減少などにより前年同四半期を下回る状況となった。
その他事業の売上高は同1.4%増の1.78億円、セグメント利益は同19.5%減の0.20億円となった。太陽光発電事業では、パワーコンディショナーの交換工事による停止期間があり、売電売上高は前年をやや下回る状況となり、減価償却費も増加したため、利益面でも前年を下回る結果となった。リユースWEB事業では、第1四半期に続き中古部品販売売上高が伸長した。
2023年12月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比4.7%減(前回予想比9.5%減)の138.94億円、営業利益が同17.5%減(同20.4%減)の16.97億円、経常利益が同18.3%減(同18.8%減)の17.29億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.7%減(同19.8%減)の11.51億円としている。
《SI》
提供:フィスコ