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株価指数先物【寄り前】 短期的なトレードが中心に


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 31930 -220 (-0.68%)
TOPIX先物 2260.5 -10.5 (-0.46%)
シカゴ日経平均先物 31980 -170
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 4日の米国市場は、NYダウ S&P500、[[stock/0802/chart|ナスダック]の主要な株価指数が下落。7月の米雇用統では非農業部門の雇用者数が前月比で18万7000人増と、市場予想(20万人増程度)には届かなかったが、平均時給が予想以上に伸び、人手不足による賃上げの圧力がなお根強いことが示された。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続の可能性も意識されるなか、売り優勢の展開となった。ナスダックは4日続落となり、S&P500業種別指数は小売、耐久消費財・アパレル、消費者サービスが上昇した一方で、テクノロジー・ハード・機器、自動車・同部品、食品・飲料・タバコが下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比170円安の3万1980円だった。日経225先物(9月限)は日中比40円安の3万2110円で始まり、3万1920円まで売られた。その後はショートカバー優勢のなか、米国市場の取引開始後にプラスに転じると、中盤にかけて3万2290円まで買われる場面も見られた。ただし、終盤に失速し、3万1930円とナイトセッションの安値圏で取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物は売り一巡後にプラスに転じる場面も見られたが、結局は3万2000円を挟んだ日中の取引レンジ内での推移であり、方向感に欠ける値動きだった。3万2000円処での戻りの鈍さが意識される局面では、3万1540円辺りで推移する75日移動平均線を目先的なターゲットとしたショートが入りやすいだろう。

 先週は8月1日に付けた3万3470円を高値に、一時3万1660円(ナイトセッションを含む)まで売られた。ボリンジャーバンドの-2σを下回ったこともあり、その後は下落幅を縮めているが底入れ感は出ていない。格付け会社フィッチ・レーティングスの米国債格下げをきっかけとしたトレードは一巡したとみられるものの、積極的なリバウンド狙いの商いは限られそうだ。

 ボリンジャーバンドの-2σは3万1700円、-1σは3万2170円辺りに位置しており、このバンド内での推移が意識されやすい。-1σを突破してくるようだと25日線が位置する3万2630円がターゲットになろうが、戻り待ちのショートを警戒しながらの短期的なロング対応になろう。

 VIX指数は17.10に上昇した。一時14.57まで低下し、75日線割れから25日線に接近する場面も見られたものの、その後の切り返しで75日線を上回って終えた。VIX指数の上昇が投資家心理を神経質にさせるほか、今週は決算発表に加えて、11日は祝日で休場となる。米国では10日に7月の消費者物価指数(CPI)、11日に7月の卸売物価指数(PPI)の発表を控えており、短期的なトレードが中心になりそうである。

 なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で一時14.13まで低下し、14.15倍で終えた。200日線が位置する14.12倍に接近してきたこともあり、いったんはNTショートを巻き戻す動きが入りやすいタイミングとみられる。ただし、同線を明確に下回ってくるようだと、下へのバイアスが強まる可能性はあるだろう。

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