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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 8月6日版

日経平均は8月中に一気に3万円以下へ下げる公算も
1. 日経平均は2008年10月以降の上昇局面の分岐点に位置
 図1は、 日経平均株価の月足です。日経平均株価は2008年10月に6994円で押し目をつけた後、大勢の上昇局面へ入り、2020年3月以降、角度が急激になった新たな上げの流れへと入っています。
 来年以降の展開は、2020年3月以降の上昇を継続するのか、終了へ近づいている(終了を含む)のかによって、想定できる展開が大きく変わります。
 今年で上昇の流れを終了するなら、今年後半から来年、再来年は、2020年3月の安値を目指す可能性が出てきます。
 一方で、まだ上昇の流れを継続中なら、年末から来年へかけて、図中の「3」とした上昇の流れの終点をつける上げ場面になると考えられます。
図1 日経平均株価(月足)
【タイトル】
 図2は、2020年以降の日経平均株価の週足です。現在が2020年3月以降の上昇の流れの途中なら、2021年2月の高値が1波目の上げ場面となって、全体で5つの波のパターン(基準になる動き方です。基準があって、それに沿った動き方になるかどうかで、予想があっているかを確認していきます)を形成すると考えられます。
 その場合、2022年3月以降、3波目の上昇の流れへ入っていて、本年1月からの上昇は、3波が(1)~(5)波に分かれた後の3-(3)波目の上げ局面という見方ができます。
 3波の全体(3-(5)波)の目標値は、3万6899円を大きく上回る地点(3万8000円、4万円)になります。まだ目標値へ到達していないため、年末から来年にかけて、3波全体の目標値を目指す動きになる公算です。
 今後は、図中の金色の実線と、黄緑の実線の2通りが考えられます。
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