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ダウ平均は小幅高 明日の米雇用統計を控え神経質な展開 クアルコムが下落=米国株前半

NY株式3日(NY時間13:33)
ダウ平均   35306.78(+24.26 +0.07%)
ナスダック   14007.50(+34.05 +0.24%)
CME日経平均先物 31995(大証終比:-185 -0.58%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高。序盤は前日の流れを引き継いで、売り先行で始まったものの、中盤にかけて買い戻しも入り、ダウ平均は小幅ながらもプラス圏に浮上している。IT・ハイテク株にも買い戻しが出ており、ナスダックもプラス圏での推移。

 米国債利回りの上昇が続いており、IT・ハイテク株の利益確定売りに繋がった。米政府が国債発行を増やす計画を表明し、利回りの上昇に繋がった模様。逆イールドが急速に縮小しており、それは株式市場の下落を示唆しているように見えると指摘するストラテジストいる。ただ、明日に米雇用統計を控えていることもあり、全般的には神経質な展開となっているようだ。

 一部からは「利回りが上昇傾向にあり、株式市場に圧力がかかっている。今年の大部分は上昇モードであったため、市場は長い間、調整を覚悟していた」との指摘も出ている。

 前日引け後にクアルコム<QCOM>とペイパル<PYPL>が決算を発表していたが、伴に冴えない値動きとなっている。特にクアルコムは、7-9月期(第4四半期)の売上高見通しが予想を下回り、携帯の需要低迷を示唆していた。

 本日は引け後にアップル<AAPL>が4-6月期(第3四半期)決算を発表する予定。同社は2016年以来最長の3四半期連続の減収が見込まれ、決算に対する市場の反応が注目されている。アイフォーンや他のデバイスの販売不振が業績を圧迫している一方、注目のサービスは伸びが続くと見られており、サービスの売上高は第3四半期としては過去最高水準になると予測されている。

 「株式市場のボラティリティが高まりそうな気配が出ている中で、本日のアップルの決算が期待外れであれば、セクター全体に大きな影響を与える可能性がある」との指摘も聞かれる。

 アマゾン<AMZN>も引け後に決算を発表。先週はマイクロソフト<MSFT>がアジュールの成長鈍化を発表したことで、同社のクラウド・コンピューティング部門であるアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)に注目が集まっている。市場は人工知能(AI)の収益化についても注目しているほか、同社は食品スーパー事業の刷新を打ち出しており、店舗改装や食品スーパーのeコマース事業集約などの改革を進める意向を示している点も確認したい意向のようだ。

 そのほか、アムジェン<AMGN>、ギリアド<GILD>、ブッキンク<BKNG>なども引け後に発表を予定。

 決算についてはいまのところ、S&P500企業のうち約79%が発表しており、そのうちの約82%が予想を上回る最終利益を計上している。市場では約5%減益が見込まれているようだ。

クアルコム<QCOM> 118.01(-11.26 -8.71%)
ペイパル<PYPL> 65.15(-8.05 -11.00%)

アップル<AAPL> 191.84(-0.74 -0.38%)
マイクロソフト<MSFT> 328.58(+1.08 +0.33%)
アマゾン<AMZN> 129.32(+1.11 +0.87%)
アルファベットC<GOOG> 129.44(+0.80 +0.62%)
テスラ<TSLA> 257.90(+3.79 +1.49%)
メタ・プラットフォームズ<META> 314.61(+0.30 +0.10%)
AMD<AMD> 114.57(+5.22 +4.77%)
エヌビディア<NVDA> 448.54(+5.85 +1.32%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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