三菱UFJなどメガバンクは頑強な値動き、10年債利回りが9年ぶり高水準に
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>がいずれも全般波乱相場に抗し3日ぶりに反発するなどメガバンクの頑強な値動きが目立つ。日米で金利上昇傾向にあるなか、ハイテク株には厳しい地合いとなっているが、一方で銀行セクターには収益面で追い風が意識される状況にある。前日に米長期金利が一時4.1%台まで上昇、国内の新発10年物国債利回りも0.645%と2014年4月以来9年4カ月ぶりの高い水準をつけており、メガバンクは運用環境の改善が期待される局面にある。三菱UFJについては今週1日に発表した23年4~6月期の最終利益が前年同期比4.9倍の5583億円と大幅増益を達成しており、これも買い安心感につながっているもようだ。また、低PBR・高配当利回りも買いの根拠となっている。
出所:MINKABU PRESS
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