川崎汽が自社株買い好感され大幅高、足もと海運株への資金シフトが鮮明に
川崎汽船<9107>が一時6%高で4600円台に買われ連日の年初来高値更新。このほか、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など大手海運株が頑強な値動きをみせ、業種別騰落でも「海運」は33業種中、唯一2%を超える値上がりで異彩を放っている。川崎汽は2日取引終了後に発行済み株式数の4.7%にあたる1167万6000株、金額にして600億円を上限とする自社株買いを発表、これが株価を強く刺激している。外部環境面では日米ともに金利が上昇傾向にあるなか、ハイテク系グロース株には向かい風が強く、相対的にバリュー株の優位性が高まっている。そのなか、低PBR・高配当利回りの海運への投資資金シフトが鮮明に。
出所:MINKABU PRESS
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