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株価指数先物【寄り前】 日米欧の中銀の金融政策を見極めたい


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 32700 +430 (+1.33%)
TOPIX先物 2285.0 +26.5 (+1.17%)
シカゴ日経平均先物 32670 +400
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 21日の米国市場は、NYダウ S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。翌週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、7月会合で利上げは打ち止めとの予想が広がり、年内2回の追加利上げを警戒していたショートポジションのカバーが入り、NYダウは小幅ながら10営業日続伸となった。一方で、24日にはナスダック100指数のリバランスが実施される。これに絡んだ売りの影響により、ナスダックは続落した。S&P500業種別指数は医薬品・バイオテクノロジー、公益事業、家庭用品・パーソナル用品が上昇した半面、自動車・同部品、銀行、メディアが下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比400円高の3万2670円だった。日経225先物(9月限)は日中比80円高の3万2350円で寄り付き、その後は一気に3万2760円まで上げ幅を広げた。日本銀行が27~28日の金融政策決定会合で現行の政策を据え置くとの観測から、円相場は1ドル=141円80銭台まで一気に円安に振れる場面が見られた。この流れを受けて日経225先物もショートカバーが強まったようだ。買い一巡後は3万2640円~3万2760円処で保ち合い、3万2700円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。ただし、日米欧の中央銀行による金融政策の結果を見極めたいとするムードも高まりやすく、買い一巡後は次第に膠着感が強まりそうだ。また、米国では週明けにナスダック100指数のリバランスが実施されるため、足もとで弱い値動きが目立つハイテク株の動向を見極めたいところである。さらに日米の主要企業の決算が本格化するため、積極的な売買は手控えられ、スキャルピング中心の商いになろう。

 日経225先物は、21日の日中取引でボリンジャーバンドの-2σに接近した後は下げ幅を縮め、ナイトセッションの開始後ほどなくして3万2760円まで買われ、上値抵抗線として意識される25日移動平均線に接近している。-1σが位置する3万3290円と25日線が位置する3万2810円処のレンジで推移するなか、円相場が円安基調を強めてくるようだと、25日線突破からのショートカバーを誘う動きに向かいそうだ。そのため、短期の商いが中心ではあるものの、方向性としてはオプション権利行使価格の3万2500円~3万3000円と、やや上向きのトレンドを想定しておきたい。

 VIX指数は13.60に低下した。25日線に上値を抑えられる格好から、ボトム圏での膠着が続いている。先週末のNT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下し、直近安値を下回り75日線水準まで低下した。ボリンジャーバンドの-2σを下回り-3σに接近してきたため、いったんはNTショートの巻き戻しが入りやすい水準である。ただし、ナスダック100指数のリバランスや日米ハイテク企業の決算次第ではNTショートへのバイアスが強まる可能性もあるため、方向性を見極めたいところだろう。

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