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7447 ナガイレーベン

東証P
2,174円
前日比
-12
-0.55%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
23.6 1.59 2.76 0.98
時価総額 777億円
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ナガイレーベン---3Q更新物件の月ズレにより減収なるも、自己株式の取得を発表


ナガイレーベン<7447>は29日、2023年8月期第3四半期(22年9月-23年5月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.2%減の131.87億円、営業利益が同10.2%減の35.40億円、経常利益が同10.4%減の35.98億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同17.4%減の24.80億円となった。

医療・介護を取り巻く環境としては、ここ数年で社会的に大きな課題であった新型コロナウイルス感染症の猛威が沈静化に向かってきた。3月にはマスク着用の緩和、5月からのコロナウイルスの感染症法上の分類が2類から5類への変更により着実に医療供給体制は落ち着きを取り戻しつつある。一方、進行するインフレに伴う諸物資の値上がりとともに医療・介護従事者の賃上げも重なり、医療・介護施設の経営環境は急速に厳しくなり始めてきている。このような環境の中、同社グループは、高騰する原価上昇を受け、2月より値上げの価格改定を行った。概ね市場に浸透されてはいるが、一部の更新物件においては、価格交渉に時間を要し、主力のコア市場を中心に第4四半期への月ズレが発生している。その影響を受け、当第3四半期累計期間における売上は減収となった。第4四半期は更新の遅れている物件を確実にキャッチアップし、売上の回復に努めていくとしている。

利益面においては、外部環境の急変による原価への影響が大きく懸念されたが、海外生産比率の引き上げ、為替先物予約による安定化、海外物流状況の改善、商品価格の改定などの収益性の改善により、第2四半期累計期間は42.9%となったが、当第3四半期累計期間の売上総利益率は、引き続き収益性の改善を行った結果、前年同期比0.9ポイント減の43.8%となった。販売費及び一般管理費においては、新型コロナウイルス感染症に関連し、医療機関への訪問規制が緩和され、国内外での営業活動の回復により、旅費交通費及び展示会費が増加し、前年同期比4.2%増となった。

2023年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.6%増の182.00億円、営業利益が同9.1%減の45.74億円、経常利益が同9.8%減の46.38億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.2%減の31.64億円とする期初計画を据え置いている。

また、同日、2023年6月30日から2023年12月11日の期間で500,000株を上限とする自己株式の取得を発表した。

《SI》

 提供:フィスコ

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