日経平均は247円安、寄り後は下げ幅拡大
日経平均は247円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は上昇したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が小幅だが下落したことが東京市場でハイテク株などの株価の重しとなった。また、今日は6月の中国製造業と非製造業購買担当者景気指数(PMI)、5月の米個人消費支出(PCE)デフレーターなど重要経済指標が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=144円80銭台と、昨日15時頃と比べ30銭ほど円安・ドル高に振れ、円安傾向が継続していることが東京市場の輸出株などの株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を広げている。
《SK》
提供:フィスコ