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株価指数先物【寄り前】 25日線からのリバウンドで、OP権利行使価格の3万2500円~3万3000円のレンジを想定


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 32770 +200 (+0.61%)
TOPIX先物 2264.5 +11.5 (+0.51%)
シカゴ日経平均先物 32800 +230
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 27日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。5月の米耐久財受注が前月比1.7%増と市場予想に反して増えたほか、5月の米新築住宅販売は前月比12.2%増の76万3000戸と予想を上回った。さらに、6月の米消費者信頼感指数も109.7に上昇し市場予想を上回るなど、この日発表された経済指標が軒並みコンセンサスを上回る良好な内容だった。金融引き締めが続くなかでも米経済は底堅さを維持していると受け止められて、米景気悪化への懸念が和らいだ。前日までの調整で値ごろ感からの買いも入りやすく、下げが目立っていた主力ハイテク株も買い戻された。S&P500業種別指数は医薬品・バイオテクノロジーのみが下落し、一方で自動車・同部品、半導体・同製造装置、耐久消費財・アパレル、運輸、消費者サービスの強さが目立った。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比230円高の3万2800円だった。日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中大阪比20円安の3万2550円で始まり、売り優勢の流れのなかで3万2440円まで売られる場面が見られた。しかし、米国市場の取引開始後に反転すると、終盤に上げ幅を広げ、一時3万2840円まで買われた。買い一巡後は高値圏で保ち合い、3万2770円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好で、買い優勢の展開になりそうだ。日経225先物は前日の調整で支持線として意識される25日移動平均線水準での底堅さは見られていたため、ひとまず同線が支持線として機能する格好となった。ボリンジャーバンドの+1σを下回り、中心値(25日)までの調整を経て、テクニカル面はリバウンドに入りやすいタイミングだろう。

 もっとも、米国市場についてもNYダウは25日線からのテクニカル的な反発といった一面もあるため、リバウンドが持続するかを見極めたいところだ。そのため、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすく、グローベックスの米株先物にらみの展開になりそうだ。また、国内では四半期末に伴う年金などのリバランス売りが警戒されており、戻りの鈍さがみられるようだと、短期筋のショートが入りやすいと考えられる。

 ただし、為替市場ではドル・円が1ドル=144円台と円安に振れて推移するなか、海外投資家による押し目待ち狙いの買いが意識されやすく、仕掛け的なショートに対しては、押し目狙いのロング対応となろう。また、昨日は指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]には25日線水準での踏ん張りが見られ、プラスで終えていた。アドバンテスト <6857> [東証P]は25日線を割り込んだものの、売り一巡後の底堅い値動きが目立った。アドバンテストが25日線を捉えてくる動きとなれば、日経225先物へのショートカバーに向かわせそうだ。

 日経225先物はオプション権利行使価格の3万2500円~3万3000円のレンジを想定。可能性は低いが、3万3000円を捉えてくる局面では、ボリンジャーバンドの+1σが位置する3万3250円処へのバイアスが強まる展開も意識しておきたい。

 VIX指数は13.74に低下した。ボトム圏での推移を継続するなか、リスク選好が強まろう。なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.45倍に低下した。ボリンジャーバンドの-1σ水準まで下げてきたこともあり、いったんは反発が意識されやすいところだ。ただし、バンドは収斂し、下へのトレンドが出やすいタイミングでもあるため、NTロングでのスプレッド狙いは様子見となろう。

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