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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6200 インソース

東証P
1,129円
前日比
-13
-1.14%
PTS
1,128円
13:31 12/18
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
25.3 9.54 2.08 4.86
時価総額 962億円
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利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 33社選出 <成長株特集>

 本特集では、4月下旬から5月中旬までの決算発表集中期間に随時配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。今回は4日に配信した時価総額2000億円以上の銘柄を対象とした「第1弾」に続き、4日時点の時価総額が600億円以上2000億円未満の銘柄を対象に、23年1-3月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。

 下表では、本決算月にかかわらず、1-3月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している33社を選び出し、1-3月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったのは、半導体向け純水製造装置の大手メーカーである野村マイクロ・サイエンス <6254> [東証P]。1-3月期(第4四半期)の経常利益は32.1億円と過去最高だった前年同期を2.1倍も上回って着地。旺盛な半導体設備投資を背景に大型水処理装置案件の受注が増加するなか、韓国や中国、台湾、米国などで手持ち工事が順調に進んだ。また、超純水製造装置の配管材料も好調だった。同時に発表した24年3月期の同利益は前期比8.8%増の69.8億円と4期連続で過去最高益を更新する見通しだ。好決算を背景に株価は急騰劇を演じ、青空圏を舞う展開となっている。

 2位に入った静岡ガス <9543> [東証P]の1-3月期(第1四半期)経常利益は前年同期比4.4倍の143億円に膨らみ、実に55四半期ぶりとなる最高益更新を果たした。ガス販売量は減少したものの、原料価格の高騰分を反映させる原料費調整制度でガスの販売単価が上昇したことが収益を押し上げた。第1四半期実績だけで、通期計画の141億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

 3位のテクマトリックス <3762> [東証P]は事業統合したPSPの医用画像管理システムの収益が大きく伸び、1-3月期(第4四半期)の税引き前利益は22.5億円と過去最高だった前年同期を71.9%も上回って着地。併せて発表した24年3月期の同利益は前期比4.4%増の52.9億円と3期連続で最高益を更新する見通しを示している。

 4位のやまびこ <6250> [東証P]は欧米でチェンソーなど小型屋外作業機械の販売が堅調に推移したほか、建設やエンターテイメント需要の増加を背景に北米で発電機の好調な販売が続いた。また、円安による収益押し上げ効果や前期に実施した値上げの浸透も寄与し、1-3月期(第1四半期)は3四半期ぶりに過去最高益を更新した。業績好調に伴い、上期(1-6月)の経常利益を従来予想の80億円→90億円に上方修正したことも好感され、株価は6月7日に約5年1ヵ月ぶりの高値1534円まで上値を伸ばした。

 5位には人工知能(AI)開発ベンチャーのPKSHA Technology <3993> [東証S]が入った。1-3月期(第2四半期)は自動応答エンジンなどのAI SaaSプロダクトの販売が拡大したほか、対話型AI「ChatGPT」の登場などを追い風にソリューション案件の引き合いが増加した。また、投資先の株式売却に伴う売却益を計上したことも利益を押し上げた。併せて、減益予想だった23年9月期通期の経常利益を一転して最高益見通しに上方修正した。足もとでは生成AI関連として注目を集めており、株価は6月7日に約2年2ヵ月ぶりに3000円大台を回復する場面があった。

 選出リストでは、利益成長とともに配当も増やす方針を示している企業に年初来高値を更新するものが目立つ。12位のユアサ商事 <8074> [東証P]、15位のオカムラ <7994> [東証P]、24位のアルプス技研 <4641> [東証P]、27位の西本Wismettacホールディングス <9260> [東証P]はいずれも今期増配計画かつ配当利回りが3%超と高水準であり、積極的な株主還元も評価されているようだ。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名    上振れ率 1-3月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<6254> 野村マイクロ   109  3219   1543    8.8   6981   6416 11.0
<9543> 静ガス      75.7  14374   8180   16.5  14160  12152  9.9
<3762> テクマト     71.9  2259   1314    4.4   5290   5066 22.1 *
<6250> やまびこ     46.9  5913   4025   29.1  12800   9913  7.4
<3993> パークシャ    45.3   718    494    3.2   1600   1551  128
<4776> サイボウズ    32.5  1257    949    7.8   2450   2272 72.7
<4680> ラウンドワン   27.4  7874   6180   19.9  20010  16690 14.0
<4051> GMO-FG   24.5   351    282   36.6   1018   745  139
<9229> サンウェルズ   22.3   434    355    104   2330   1140 67.7
<7595> アルゴグラフ   22.0  2643   2167    1.0   8280   8200 15.2

<3679> じげん      21.0  1348   1114   26.2   5300   4199 20.3 *
<8074> ユアサ商     19.4  6249   5232    6.6  16400  15382  7.9
<3856> Aバランス    19.4  5273   4416    794  13500   1510 29.3
<6866> HIOKI    19.1  2381   2000   10.9   8080   7287 19.8
<7994> オカムラ     15.6  9464   8186   13.6  21500  18924 11.4
<8117> 中央自      14.7  2805   2445    5.9   9500   8968  8.4
<1879> 新日本建     14.6  7403   6459    0.4  17300  17225  5.4
<2384> SBSHD    13.9  10520   9233    4.2  22300  21404 10.1
<5352> 黒崎播磨     13.8  3901   3429    3.5  12500  12083  6.7
<4481> ベース      10.9  1216   1096   19.4   4692   3931 30.5

<6200> インソース    10.9  1034    932   11.2   3720   3346 42.9
<4071> PAコンサル   9.7   948    864   25.4   3350   2671 50.3
<1949> 住友電設     6.9  5810   5434    0.7  14500  14394 10.9
<4641> アルプス技    6.6  1511   1417   10.1   5060   4595 16.2
<3844> コムチュア    5.8  1196   1130   16.8   4750   4067 21.5
<6544> Jエレベータ   5.0  1502   1430   11.8   5700   5100 44.9
<9260> ウィズメタク   3.9  3370   3244    2.0  11000  10787  8.7
<4373> シンプレクス   3.1  2044   1982   18.8   8667   7298 22.5 *
<2317> システナ     3.1  2770   2688    6.9  10644   9955 15.9
<7821> 前田工繊     3.0  2257   2192   27.0   8100   6378 19.0

<7105> ロジスネクス   2.8  5383   5236   67.7  23000  13714  9.6
<6947> 図研       2.0  1542   1512    3.5   4900   4735 24.9
<7839> SHOEI    0.2  2449   2444    3.3   8780   8503 21.9

※2022年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。

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