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株価指数先物【引け後コメント】 3万1000円割れでの押し目買い意欲は強い、ボリンジャーの+1σと+2σに沿ったトレンド継続


大阪6月限
日経225先物 31150 +300 (+0.97%)
TOPIX先物 2149.5 +23.5 (+1.10%)

 日経225先物(6月限)は、前日比300円高の3万1150円で取引を終了。寄り付きは3万810円と、シカゴ日経平均先物(3万780円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。寄り付き直後に付けた3万800円を安値に買い戻しが強まり、前場中盤にかけて一時3万1200円まで買われた。買い一巡後は戻り待ちの売りに押されて上げ幅を縮め、前場終盤には3万870円まで軟化した。しかし、ランチタイムで3万1000円を回復すると、後場は終盤にかけて3万1160円まで買い戻された。

 日経225先物は、前日の大幅下落による需給面での影響を警戒する向きもあったが、寄り付きをほぼ安値に買い戻しが強まった。ランチタイムには米債務上限法案を下院が可決したと伝わり、上院での可決はほぼ確実視されていることから、デフォルト(債務不履行)回避の公算が高まったことも支援材料になったようだ。円相場が1ドル=139円90銭辺りまで円安に振れたことも、リバランスに向かわせた。

 前日の下落分を埋めるまでのリバウンドにはならなかったが、ボリンジャーバンドの+1σを上回ったことで、切り上がる+1σと+2σに沿ったトレンドは継続。3万1000円割れからの押し目買い意欲の強さも確認された格好となった。+1σが3万1010円まで切り上がってきたことで、節目の3万1000円が支持線として意識されてきそうだ。なお、6月半ばの米連邦公開市場委員会(FOMC)通過までは手掛けづらくなりそうだが、目先は3万1000円近辺での底固めから、3万2000円に接近してきた+2σをターゲットとしたロング対応となりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.49倍だった。14.50倍を挟んだ直近の高値水準で推移を継続している。本日は銀行株や商社株に買い戻しの動きが目立ったものの、NT倍率の低下は限られており、引き続きハイテク主導による日経平均型優位のなか、NTロングでのスプレッド狙いとなろう。

 手口面では、日経225先物はABNアムロが1190枚、BNPパリバが1070枚、ソジェンが1000枚程度の売り越しであり、裁定買い(現物買い・先物売り)に絡んだ動きのほか、6月SQに向けた限月交代に伴うリバランスが入っているとみられる。一方で、野村が1970枚、ゴールドマンが1600枚、大和が1170枚、HSBCが1030枚程度の買い越しだった。野村についてはレバETFなどのショートヘッジに伴う調整買いと推測される。

 TOPIX先物はバークレイズが2890枚、ゴールドマンが2620枚、ABNアムロが1620枚、JPモルガンが1150枚程度の売り越しに対して、SMBC日興が3770枚、ソジェンが1230枚、BofAが1210枚、三菱UFJが1200枚程度の買い越しだった。ゴールドマン、SMBC日興については、限月交代に伴うリバランスとみられる。

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