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東京株式(大引け)=118円高、半導体関連が買われ全体押し上げる展開に

 25日の東京株式市場は朝方は安く始まったものの、その後は半導体関連株への買いが日経平均株価を押し上げる格好で上昇に転じた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比118円45銭高の3万801円13銭と3日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は12億6473万株、売買代金概算は3兆4686億円。値上がり銘柄数は726、対して値下がり銘柄数は1010、変わらずは99銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が全面安商状に売られたことを受け、朝方は安く始まったが、その後は押し目買いでプラス圏に浮上した。米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が引け後の決算発表を好感され時間外で大きく買われたことを受け、東京市場でも半導体関連に物色の矛先が向き、とりわけ日経平均寄与度の高い値がさ株の上昇が日経平均を押し上げる格好となった。外国為替市場での円安進行も輸出セクターに追い風となっている。もっともプライム市場の値下がり銘柄数は1000を超え値上がり数を大幅に上回った。TOPIXはマイナス圏で着地している。全体売買代金は3兆4000億円と高水準をキープ、10営業日連続で3兆円台が続いている。

 個別では、アドバンテスト<6857>が売買代金2位で2200円を超える大幅高となったほか、東京エレクトロン<8035>も上昇した。また、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>、SUMCO<3436>、イビデン<4062>など半導体関連株に買いが集中した。このほかエーザイ<4523>、ホンダ<7267>、富士フイルムホールディングス<4901>、村田製作所<6981>なども高い。アセンテック<3565>、サックスバー ホールディングス<9990>、藤倉コンポジット<5121>なども値を飛ばした。

 半面、レーザーテック<6920>は小幅安で引け、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも安い。トヨタ自動車<7203>も冴えない。川崎汽船<9107>が安く、任天堂<7974>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>なども売りに押された。三菱重工業<7011>も売られた。日本ケミコン<6997>が急落、アイスタイル<3660>、GMOペイメントゲートウェイ<3769>なども大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

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