タナベコンサルティンググループ---23年3月期は2ケタ増収増益、多数の経営コンサルティング領域で2ケタ増収を達成
タナベコンサルティンググループ<9644>は11日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比11.2%増の117.59億円、営業利益が同24.4%増の11.52億円、経常利益が同24.9%増の11.63億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.9%増の7.24億円となった。
ストラテジー&ドメインの売上高は前期比10.4%増の27.29億円となった。「中長期ビジョンの策定・推進」「業種別の事業戦略(グローバル含む)・ビジネスモデル再構築」「SDGs実装」等を主として、全体のチームコンサルティング契約数が伸長した。
デジタル・DXの売上高は前期比16.4%増の24.69億円となった。「DXビジョン&IT化構想の策定」「デジタルマーケティング」「業種別のERP等の導入・実装」「ブランディングDX(Webサイト・SNS等)」等を主として、全体のチームコンサルティング契約数が伸長した。
HRの売上高は前期比8.3%増の18.04億円となった。「人事制度再構築」「人事システム実装」「アカデミー(企業内大学)設立」「ジュニアボード(次世代経営チーム育成)」等を主として、同社独自の「HR戦略」の専門サイトも通じた大企業や上場企業からのリード情報も増加し、全体のチームコンサルティング契約数が伸長した。
ファイナンス・M&Aの売上高は前期比18.5%増の19.87億円となった。「事業承継」「グループ経営システム構築」「ホールディングス化支援」「M&A(戦略策定からFA、デューデリジェンス、PMIまで)」等を主として、同社独自の「事業承継・M&A戦略」の専門サイトも通じた大企業や上場企業からのリード情報も増加し、全体のチームコンサルティング契約数が伸長した。
ブランディング&マーケティングの売上高は前期比10.5%増の21.05億円となった。「ブランド構築」「CXデザイン」「クリエイティブ」「採用ブランディング」等を主として、全体のチームコンサルティング契約数が伸長した。
プロモーション商品の売上高は前期比9.0%減の6.63億円となった。原材料の高騰に伴う価格改定を実施したものの、各種イベント等の中止に伴うプロモーション商品全般の受注が減少した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.3%増の125.00億円、営業利益が同6.8%増の12.30億円、経常利益が同5.7%増の12.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.9%増の7.60億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ