ランドコンピュータ---23年3月期は2ケタ増収増益、期末配当金の増配を発表
ランドコンピュータ<3924>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比20.7%増の115.78億円、営業利益は同40.2%増の12.22億円、経常利益は同40.8%増の12.38億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同23.1%増の7.72億円となった。
システムインテグレーション・サービスの売上高は前期比13.0%増の63.45億円となった。ネットバンク向け受託開発案件が順調に推移し、またクレジットカード分野における統合案件等による売上が大幅に増加した。また、産業・流通分野は引き続き、エネルギー関連分野向け受託開発案件、流通分野向け基幹システム構築案件等の売上が増加、公共分は昨年度から続いている大型プロジェクト案件及び行政機関向けシステム開発案件の受注による売上が増加した。
インフラソリューション・サービスの売上高は前期比3.2%増の13.54億円となった。DX推進の中心であるクラウド開発案件の受注が大きく増加し、また半導体不足の影響も緩和され、産業・流通向け基盤構築・導入案件の受注が増加した。
パッケージベースSI・サービスの売上高は前期比45.3%増の38.79億円となった。DX推進の中心であるクラウド分野のSalesforce関連の導入支援及びアドオン開発の全社展開における大型案件獲得、金融業向け開発案件の受注拡大等により売上が大きく伸長した。また、子会社インフリーでの中心ビジネスであるSAP関連の導入支援及びアドオン開発の売上も大規模プロジェクトの受注により大きく増加した。さらに子会社テクニゲート(旧社名:NESCO SUPER SOLUTION)が展開する会計パッケージの導入支援、保守及びアドオン開発等の売上が今年度より新たに加わった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.1%増の124.00億円、営業利益が同17.0%増の14.29億円、経常利益が同16.9%増の14.47億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.5%増の9.00億円を見込んでいる。
また、同日、2023年3月期の期末配当金を前回予想から4.00円増配の21.00円とすることを発表した。これにより1株当たり年間配当金は35.00円(前期比2.00円増配)となる。
《SI》
提供:フィスコ