【特集】10万円以下で買える、大幅増益＆低PBR 26社【スタンダード】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

　東証スタンダード上場企業では747銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が前期比10％以上の大幅増益を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍未満の銘柄に注目してみた。

　下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額50億円以上、(3)今期経常利益が前期比25％以上増益、(4)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる26社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは12日現在)

　12日(金)に配信した「10万円以下で買える、大幅増益＆低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。

　　　　　　　　　　最低投資　 ┌ 経常利益┐　　　　
コード 銘柄　　　　　　 金額　 増益率　　今期　　 PBR
<1840> 土屋ＨＤ　　　　20300　　　229　　 750　　0.45
<4406> 日理化　　　　　22800　　　757　　 900　　0.54
<6493> ＮＩＴＴＡＮ　　25200　　 27.9　　2250　　0.29
<1853> 森組　　　　　　30100　　 25.8　　1000　　0.70
<7442> 中山福　　　　　34800　　 41.1　　 680　　0.31

<1848> 富士ＰＳ　　　　44500　　　210　　 700　　0.80
<6858> 小野測器　　　　46200　　　113　　 450　　0.37
<4409> 東邦化　　　　　50300　　 35.7　　1600　　0.60
<6897> ツインバード　　52500　　 81.8　　 260　　0.67
<8289> オリンピック　　53700　　 1182　　2000　　0.46

<3553> 共和レ　　　　　53900　　 69.2　　1000　　0.39
<9193> 東京汽　　　　　58000　　 44.7　　 634　　0.28
<7486> サンリン　　　　67000　　 34.8　　1100　　0.44
<6373> 大同工　　　　　73000　　 27.1　　2100　　0.29
<6927> ヘリオスＴＨ　　73000　　 52.4　　 750　　0.88

<4113> 田岡化　　　　　74000　　 53.2　　 700　　0.64
<7885> タカノ　　　　　75800　　 26.9　　1400　　0.38
<6382> トリニ工　　　　76000　　 42.8　　2100　　0.45
<3440> 日創プロニ　　　76100　　 62.9　　 645　　0.44
<9078> エスライン　　　81500　　 54.1　　1600　　0.33

<2812> 焼津水化　　　　83700　　 35.5　　 530　　0.50
<2907> あじかん　　　　84700　　 28.8　　 600　　0.46
<7297> カーメイト　　　86700　　 32.0　　 772　　0.42
<5013> ユシロ　　　　　90300　　 65.0　　2380　　0.35
<5388> クニミネ　　　　93700　　 31.1　　1800　　0.56

<6292> カワタ　　　　　94100　　 53.8　　1250　　0.57

※単位は最低投資金額が円、増益率が％、経常利益が百万円、PBRが倍。
※通期予想が最終赤字、今期無配の銘柄は除いた。

株探ニュース