rakumo---1Qは2ケタ増収増益、SaaSサービスの売上高が順調に推移
rakumo<4060>は12日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.6%増の2.94億円、営業利益が同43.2%増の0.71億円、経常利益は同46.7%増の0.69億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同41.7%増の0.48億円となった。
SaaSサービスの売上高は前年同期比20.7%増の2.62億円となった。2023年3月末のクライアント数は2,351社(2022年12月末比17社増)、ユニークユーザー数は514千人(同12千人増)となり、共に前期末より増加した。売上増加に向け、自社セミナーを開催した他、Google社や販売パートナー主催のセミナー参加等、パートナーの特徴に応じた顧客アプローチを行うことで、販売パートナーとの関係強化に取り組んだ。また、インサイドセールスの内製化による柔軟・迅速な顧客対応の実施や、各種マーケティング施策にも積極的に取り組み、新たな案件創出に尽力している。加えて、クライアントニーズを勘案した既存製品の機能追加・改善や、製品間連携を訴求したパック製品の販売強化、顧客属性に応じた能動的なサポート・オンボーディング(活用促進)施策を実施することで、新規クライアントの獲得や、ユニークユーザー数及びユーザー1人当たり単価の増加に取り組んだ。また、社内SNS型日報アプリ「gamba!」の拡販にも努めた。
ソリューションサービスの売上高は同25.7%減の0.09億円となった。既存顧客への業務支援案件は安定的に推移したが、ライセンスサービスに関する大型導入支援案件の月ずれ等もあり、減収となった。
ITオフショア開発サービスの売上高は同0.8%増の0.22億円となった。既存顧客からのラボ型開発案件が安定的に推移したことにより、増収となった。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比13.7%増の12.46億円、営業利益は同25.6%増の2.91億円、経常利益は同26.4%増の2.85億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同6.9%増の1.97億円とする期初計画を据え置いている。なお、同日開示されているアイヴィジョン社の業績は、上記連結業績予想に含まれておらず、現在精査中とのことである。
《SI》
提供:フィスコ