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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4186 東京応化工業

東証P
3,601.0円
前日比
+38.0
+1.07%
PTS
3,598.3円
10:45 12/05
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
21.9 2.26 1.61 8.59
時価総額 4,602億円
比較される銘柄
信越化, 
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GW明け相場の中核を担う3大テーマ株を徹底マークせよ!(2)【半導体】 <GW特集>


―「生成AI」「半導体」「インバウンド」の各関連株に熱視線が集中―

 今春にかけての相場は、米国を中心とする景気後退懸念と金融システム不安に揺れた。これら要因は、年央から年後半にかけても相場を揺さぶり続けそうだ。その一方で、東京市場は「低PBR是正」や「賃上げ」などが評価され、日経平均株価は5月に入り2万9000円台に乗せ、年初来高値を更新する力強い値動きとなってきた。今後の注目テーマは「Chat(チャット)GPT」で一躍脚光を浴びた「生成AI」、国際的な戦略物資となった「半導体」、経済再開で復活する「インバウンド」だ。ゴールデンウィーク(GW)明け相場に活躍する各テーマの妙味株をそれぞれ3銘柄ずつ紹介する。第2回は「半導体」を取り上げる。

(2)【半導体】

 選別投資が重要な段階に、ラピダスの動向など注目

 半導体業界は社会のデジタル化の進展に伴い、中長期的な成長が見込まれる分野だが、足もとでは世界的なインフレなどによりスマートフォンやパソコンの需要が減退し、メモリーを中心に市況が悪化している。ただ、パワー半導体のように好況を維持する分野もあり、引き続き注目分野である。政府は対日直接投資残高を2022年の46兆6000億円から、早期に100兆円まで増やす目標を掲げ、重点分野の一つに半導体を挙げているほか、次世代半導体の国産化を目指すラピダスを後押ししており、こうした動きに注目したい。

●アドバンテスト <6857> [東証P]~GPUテスターで他社を圧倒

 11年に同業の米ベリジーを買収したことにより、 生成AIで需要急拡大の可能性が高まっているGPUテスターで、競合のテラダイン<TER>を上回った点に注目。これまではスマートフォン市場の拡大などがアドテストの業績を牽引してきたが、チャットGPTの社会実装が進めば、GPUを搭載したデータセンターの需要が増えるとみられる。半導体市況の調整で一時的に業績が悪化したとしても、中期的にはこうした需要が業績を押し上げよう。

●東京応化工業 <4186> [東証P]~EUV用のシェア拡大に期待

 会社側では、上期にフォトレジストの調整局面はボトムをつけその後回復に向かうとみており、23年12月期は営業利益310億円(前期比2.7%増)を見込む。エキシマレーザー用フォトレジストやEUV(極端紫外線)用フォトレジストなどの半導体前工程用フォトレジストのシェア拡大が牽引する見通しだ。注目はEUV用フォトレジストのシェア拡大で、顧客ラインの立ち上がり状況から、24年には本格的な拡大期入りするとみられている。

●オキサイド <6521> [東証G]~ニッチな分野で高シェア

 同社は、半導体ウエハー欠陥検査装置に用いられる光学単結晶や紫外レーザーなどニッチで参入障壁が高い分野で高シェアを有しているのが強み。半導体市況悪化のなかにあっても、最先端の半導体工場建設と微細化の動きにより、同社の半導体事業は好調を維持している。また、PET検査装置用単結晶などヘルス分野の成長やイスラエル企業の買収による「軍事・航空」分野などへの参入など、成長性を高めていることにも注目したい。


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