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日経平均VIは小幅に上昇、イベント控え警戒感は緩和せず


日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.14(上昇率0.87%)の16.24と小幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は16.66、安値は16.19。

今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、今週は主要企業の3月期決算発表が本格化し、また、米国でも主要ハイテク企業の決算が発表されることに加え、植田総裁就任後で初となる日銀金融政策決定会合などのイベントが控えている。さらに、国内大型連休中には米連邦公開市場委員会(FOMC)も開催される。こうしたイベントが警戒材料となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《SK》

 提供:フィスコ

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