貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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3401 帝人

東証P
1,372.5円
前日比
+43.5
+3.27%
PTS
1,370.7円
18:28 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.6 0.75 3.64 9.30
時価総額 2,717億円
比較される銘柄
東レ, 
東洋紡, 
富士紡HD

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<動意株・20日>(大引け)=セキュア、J・TEC、ダイワ通信など

 セキュア<4264>=後場急伸。同社はきょう、三井不動産<8801>が主導する「MFLP&LOGI Solution」にパートナー企業として参画すると発表。これが材料視されているようだ。MFLP&LOGIソリューションは、物流に関する課題に悩む企業に対し、ハード(物件・設備)とソフト(知見やノウハウ、パートナー企業とのネットワークなど)の両面から解決に導くとともに、その先の成長戦略も支援するコンサルティングサービス。セキュアは自社の人工知能(AI)画像認識技術を活用した監視カメラシステムや入退室管理システムで、セキュリティーの高い環境を維持しながら安心・安全な環境作りを実現するとしている。

 ジャパン・ティッシュエンジニアリング<7774>=一時ストップ高。19日の取引終了後、親会社の帝人<3401>との間で再生医療受託事業(CDMO事業)に関するライセンス契約を締結したと発表。これに伴い、マイルストン収入やロイヤルティー収入を受領するとしており、これを手掛かりにした買いを集めている。今回の契約では、J・TECのCDMO事業に関するノウハウを非独占的に帝人へ提供する。ライセンス供与の対価として、帝人が実施するCDMO事業の立ち上げ段階に応じたマイルストン対価(総額最大3億7000万円)と、同事業の売り上げに連動したランニングロイヤルティーを受領する。マイルストン対価の一部は24年3月期第1四半期に売り上げとして計上する。同件による23年3月期業績への影響はないという。

 ダイワ通信<7116>=物色人気にストップ高。同社は19日、ヤマトホールディングス<9064>傘下のヤマト運輸との間で、AI顔認証送迎用バス置き去り防止安全装置「Face Roll Call(フェイス・ロール・コール)」の取り付け業務委託契約を締結したと発表。これを買い材料視する見方が急速に強まっているようだ。これにより、ヤマトグループが持つ物流と自動車整備の全国ネットワークやノウハウを活用し、送迎バスを保有する事業者へ直接訪問した上での設置作業が可能になるという。同装置は国土交通省が策定したガイドラインに適合した製品として、内閣府が作成する適合品リストに掲載されている。

 日本金属<5491>=上値追い態勢。3月10日以来となる1000円大台復帰も視界に入ってきた。ステンレス加工に強みを持つ圧延専業メーカーで、高付加価値製品へのシフトを進めている。そのなか、強度・軽量化のニーズに対応したグレーチング部材製品であるIバー「リプルス」の需要獲得が進んでいる。業績面では、23年3月期は原料コスト上昇に伴い増収確保も営業減益を見込むが、価格転嫁の進展により24年3月期は利益の底入れ反転が期待される。PBRが0.2倍台と超割安圏にあり、低PBR是正をテーマとした個別株物色の流れに乗っている。

 モダリス<4883>=急速切り返し。同社はゲノム編集技術を駆使して遺伝子治療薬の開発を手掛けるバイオベンチャーで、継続疑義注記銘柄ではあるが今後の医薬開発に対する期待も大きい。19日取引終了後、5月に開催される米国遺伝子細胞治療学会で、筋ジストロフィーのプレシジョン・メディシン(精密医療)であるMDL―101の有効性を裏付ける前臨床データを開示することを発表しており、これを手掛かり材料に投資資金が流入する格好となった。

 NOK<7240>=大幅高で年初来高値を更新。同社は自動車向け油封部品(オイルシール)のトップメーカーで、高技術力をバネに電子デバイス分野への展開にも力を入れている。19日取引終了後、株主還元策の強化を発表、26年3月期を最終年度とする新中期経営計画期間中の3年間で総額675億円を下限とした株主還元を実施することを発表、これがポジティブサプライズとなった。なお、23年3月期の年間配当については従来計画に25円増額し、75円とすることを発表している。同社株はPBRが0.5倍台と非常に低く、東証の低PBR改善要請にも反応する形となっており、目先物色人気が集中する格好となった。 

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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