冨士ダイス Research Memo(6):2023年3月期は予想EPSの上昇から10円増配の32円を予定
■株主還元策
冨士ダイス<6167>は株主還元策として連結配当性向50%を目途に適切な利益配分を実施してきた。収益悪化に伴い2021年3月期は大幅減配を余儀なくされるなかで、安定配当額を意識し、配当性向93.6%の22円と2円減配に留めた。2022年3月期は利益回復により配当性向は55.1%となる22円を据え置いた。2023年3月期は期初計画で据え置きの22円を見込んでいたが、旧大阪工場の遊休地売却により特別利益を計上しEPS予想が期初計画の41.41円から64.56円となることを加味し、配当性向50%を目途に年間配当を10円上乗せし32円を予定するとした。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
《SI》
提供:フィスコ