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ダウ先物は189ドル高 米CPIにポジティブな反応=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:50)
ダウ先物 34041(+189.00 +0.56%)
S&P500 4163.75(+27.25 +0.66%)
ナスダック100先物 13182.00(+107.25 +0.82%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は上昇。先ほど発表の3月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、株式市場はポジティブな反応を見せている。総合指数はエネルギー価格の低下でインフレの鈍化傾向を示した一方、コアインフレは依然として鈍化傾向は見られていないものの、上昇傾向も見せていない。

 先週の米雇用統計と今回の米CPI結果から市場は、5月FOMCでの0.25%ポイントの利上げの可能性を65%程度で見ているものの、利上げ停止への期待も高めているようだ。

 今回の米CPIを受けて市場からは、「FRBが年後半にハト派な政策に移行する前にもう一段の利上げを実施するとの市場の予想を裏付けている。高インフレと不安定な銀行を安定させる必要があるFRBにとっては微妙なバランス感覚が必要になる」といった声も出ている。

 また「今回の数字は、特にサービス業のインフレの粘り強さを浮き彫りにしているが、一方で、インフレ鈍化の前兆も垣間見せている。今回の米CPIと米雇用統計の堅調さは、FRBに少なくとももう1回の利上げを促しているが、その後は利上げを一時停止する可能性が高いと見られる」とのコメントも出ていた。

 米CPIを消化し、次のテーマは週末の第1四半期の米大手銀の決算に移りそうだが、銀行問題の影響と景気の先行き不透明感に対して、大手銀がどのようなコメントを発してくるか注目されている。地銀のみならず、大手銀も預金の流出が確認されており、アナリストの予測によると、大手5行の預金残高は前年同期比で5210億ドル減少し、過去10年間で最大の落ち込みとなる見通しだとの指摘も出ていた。銀行危機で地銀から大手銀に預金が流れたものの、そこから、より高金利の商品への流出も活発化し、相殺できなかったという。

 朝方にアメリカン航空<AAL>が1-3月期の暫定決算を公表し、市場予想を下回る1株利益の見通しを示した。同社は、「旅行需要の増加が高止まりするコストを補えず、利益は市場予想を下回る可能性が高い」と述べていた。株価は時間外で軟調に推移。

米消費者物価指数(3月)21:30
結果 0.1%
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
結果 5.0%
予想 5.2% 前回 6.0%(前年比)
結果 0.4%
予想 0.4% 前回 0.5%(コア・前月比)
結果 5.6%
予想 5.6% 前回 5.5%(コア・前年比)

(NY時間09:00) 時間外
アメリカン航空<AAL> 13.99(-0.33 -2.30%)

アップル<AAPL> 161.56(+0.76 +0.47%)
マイクロソフト<MSFT> 285.00(+2.17 +0.77%)
アマゾン・ドット・コム<AMZN> 101.05(+1.13 +1.13%)
アルファベット<GOOG> 107.30(+1.18 +1.11%)
テスラ<TSLA> 190.68(+3.89 +2.08%)
メタ・プラットフォームズ<META> 215.75(+1.90 +0.89%)
AMD<AMD> 95.06(+1.03 +1.10%)
エヌビディア<NVDA> 274.06(+2.37 +0.87%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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