【市況】【市場反応】米3月CPI伸び鈍化でドル売り加速
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
米労働省が発表した3月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.1%と、2月+0.4%から伸びが予想以上に鈍化し昨年12月来で最小となった。前年比でも+5.0%と、2月+6.0%から予想以上に鈍化し21年5月来で最小となった。
また、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は前月比+0.4%と、2月+0.5%から伸びが鈍化。前年比では+5.6%と、2月+5.5%から伸びが拡大したが予想に一致。
結果を受けて米国債相場は急伸。2年債利回りは4.068%から3.87%まで低下した。20ベーシスポイント(BP)の低下で荒い展開。ドル売りも加速し、ドル・円は133円91銭から132円74銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0922ドルから1.0990ドルまで急伸した。ポンド・ドルは1.2400ドルから1.2470ドルまで急伸。
【経済指標】・米・3月消費者物価指数:前年比+5.0%(予想:+5.1%、2月:+6.0%)・米・3月消費者物価コア指数:前年比+5.6%(予想:+5.6%、2月:+5.5%)・米・3月消費者物価指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、2月:+0.4%)・米・3月消費者物価コア指数:前月比+0.4%(予想:+0.4%、2月:+0.5%)
《KY》
提供:フィスコ