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決算など個別の材料を手掛かりとした物色が中心/オープニングコメント


 10日の日本株市場は、やや買い優勢の相場展開が見込まれる。7日の米国市場はグッドフライデーの祝日で休場だった。3月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比23万6000人増と予想の範囲内だったほか、失業率は3.5%に低下した(前月3.6%)。米連邦公開市場委員会(FOMC)は、次回会合で利上げするとの見方となり、為替市場ではやや円安に振れた。ただし、グローベックスの米株先物は小幅ながらプラス圏で推移していたこともあり、アク抜けを意識されそうだ。シカゴ日経225先物清算値(時間外)は大阪比90円高の27630円。円相場は1ドル132円00銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買いが先行する格好となろう。日経225先物はナイトセッションで一時27480円まで売られる場面が見られたが、その後は切り返しており、25日線を支持線とした底堅い値動きだった。週明けの欧州市場はイースターマンデーで休場となるなかで商いは膨らみづらいものの、先週の大幅な下げに対する自律反発狙いの買いが意識されそうだ。週明けの米国市場の反応を見極めたいとする模様眺めムードは強まりやすいものの、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。

 日経平均はマドを空けての下落で一気に25日線を割り込み、200日線に接近しており、ひとまず同線が支持線として意識されやすく、マド埋めを意識した動きが期待されそうだ。また、決算シーズンに入ることから、次第に決算を手掛かりとした個別対応に向かいやすい。先週末に決算を発表したところでは、安川電<6506>の2024年2月計画はコンセンサスを上回っており、材料視されそうだ。そのほか、ドトル日レス<3087>、KG情報<2408>、エコーTD<7427>、ジャステック<9717>などの決算がポジティブだった。

 なお、今週末には米国でJPモルガンなど銀行株の決算発表が予定されており、シリコンバレー銀行破綻などによる影響を見極めたいとする模様眺めムードが次第に強まってくるほか、米CPIの発表も予定されていることもあり、積極的には手掛けづらいところでもある。そのため、決算など個別の材料を手掛かりとした物色が中心となろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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