日経平均は197円安、寄り後は軟調
日経平均は197円安(9時15分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=131円40銭台と、昨日15時頃と比べ1円40銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、日経平均は昨日までの3日続伸で500円を超す上げとなっており、短期的な利益確定売りも出やすかった。一方、流通・小売りや消費関連企業が多い2月決算企業の決算発表が佳境となりつつある。折りしも、中国からの入国者に対する水際対策がきょう緩和され、インバウンド消費の拡大、本格的な経済再開(リオープン)への期待が高まっており、好業績銘柄への物色意欲を後押ししたが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は軟調に推移している。
《SK》
提供:フィスコ