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株価指数先物【寄り前コメント】 権利行使価格2万8000円~2万8500円のレンジを想定も、半導体関連株にらみの展開に


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 28230 +140 (+0.49%)
TOPIX先物 2017.5 +10.5 (+0.52%)
シカゴ日経平均先物 28205 +115
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

  31日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する、2月の個人消費支出(PCEコア)価格指数が市場予想を下回り、利上げピークが近いとの見方から買い優勢の展開だった。金融システム不安が和らいでいることが買い安心感につながるなか、月末と四半期末が重なったことで、機関投資家の資産配分見直しに伴う買いも下支えしたようだ。S&P500業種別指数は電気通信サービスのみが下落した一方で、自動車・同部品、耐久消費財・アパレル、メディア、不動産、小売の強さが目立った。

 シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、大阪比115円高の2万8205円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中大阪比40円安の2万8050円で始まり、直後に付けた2万8000円を安値に下げ渋り、2万8050円~2万8120円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを上放れると2万8160円~2万8230円のレンジに推移し、2万8230円とナイトセッションの高値で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢の相場展開になりそうだ。ナイトセッションで節目の2万8000円を明確に上放れており、ボリンジャーバンド+1σを支持線としたリバウンドとなった。+2σが位置する2万8426円、3月9日に付けた戻り高値2万8480円が射程に入ってくることになろう。米国市場ではリスク回避姿勢を緩めており、ショートカバーを交えたロングが強まりやすいと考えられる。

 また、VIX指数は18.70に低下した。シリコンバレーバンク破綻による金融システム不安で急伸した前の水準まで下げてきたことで、リスク選好に向かいやすい。週末7日には米雇用統計の発表を控えているほか、グッドフライデー(聖金曜日)の祝日で欧米市場は休場となる。週後半にかけて商いが細る可能性はあるものの、オプション権利行使価格の2万8000円~2万8500円のレンジを想定し、調整局面では押し目狙いのロング対応になりそうだ。

 一方で、日本政府は先週、先端半導体の製造装置23品目について、輸出規制の強化を発表した。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]の弱い値動きが見込まれるなか、指数の重荷となる可能性には注意しておきたい。中国当局がマイクロン・テクノロジー<MU>をサイバーセキュリティーの観点で調査すると発表したことも、半導体関連株への物色を神経質にさせよう。そのため、足もとで14倍台を挟んで推移しているNT倍率はやや低下が見込まれることから、NTショートによるスプレッド狙いに向かわせる可能性はあるだろう。

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