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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 4月2日版

日経平均は月曜日が戻り高値となって下降を開始する
1. NYダウは3月末の時点で上げられる限界に位置
  前回の本コラムでは、 NYダウの4月のシナリオとして、価格が上昇する場合、月初から緩やかなジグザグの動きを作る展開を想定しました(前回の図を参照して下さい)。
その理由は、「本年のNYダウが7月頃までの期間で、昨年10月の安値2万8660ドル以下へ下げる展開を想定しているため、4月に価格が上昇するとしても、3月6日の高値3万3572ドルを積極的に超える動きにならない」と推測しているためです。
 3月31日の高値3万3291ドルは、3万3572ドルまであと281ドル幅に迫る値位置です。すでに上値の限界に位置しているため、4月に価格が上昇するとしても、月初からはっきりとした上昇の流れを作るスペースがないので、本年4月は月初にいったん下げる動きを経過するパターンになると考えられます(前回紹介した「(2)」のパターンです)。
 週明け後は、上値を抑えられる動きを形成するか、反落して下降を開始するかのどちらかの展開になる公算です。
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