東レが小幅続伸、26年3月期を最終年度とする新中計発表で買い優勢の展開に
東レ<3402>が小幅ながら続伸。今月20日につけた安値720円40銭を目先の底に上値慕いの動きを続けている。時価は75日移動平均線との下方カイ離解消が目前となっている。同社は繊維業界のシンボルストックで炭素繊維では世界トップの実力を有する。そのなか、27日取引終了後に26年3月期を最終年度とする新たな中期経営計画を発表し、マーケットの視線を集めている。航空機向け炭素繊維や水素関連部材などの成長領域に3年間で4500億円を投じ業容拡大に取り組む方針を示しており、本業のもうけを示す事業利益は26年3月期に1800億円(前期実績1320億6300万円)を目指す計画。これを評価する形で根強い買いを引き寄せている。
出所:MINKABU PRESS
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