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株価指数先物【引け後コメント】 ECBが利上げ停止なら、FOMC利上げ停止の思惑でショートカバー強まる可能性も


大阪6月限
日経225先物 26740 -310 (-1.14%)
TOPIX先物 1911.0 -30.0 (-1.54%)

 日経225先物(6月限)は、前日比310円安の2万6740円で取引を終了。寄り付きは2万6510円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6490円)にサヤ寄せする格好で売りが先行した。スイス金融大手クレディ・スイス・グループ<CS>の経営不安から欧州株相場が大幅安となり、米国にも売りが及ぶなど世界的な金融システム不安がリスク回避に向かわせ、現物の寄り付き直後には一時2万6360円まで売られる場面があった。

 その後、「クレディ・スイスがスイス中銀から最大で約7兆円を借り入れる計画を発表」と報じられ、いったん懸念が和らぐ格好となり、前場半ばにかけてショートカバーが入り2万6800円まで下落幅を縮めた。ただし、グローベックスの米株先物の反応が限られていたこともあり、積極的なロングは膨らまなかった。そのため、ショートカバーが一巡した後は、2万6600円~2万6770円辺りのレンジ推移を継続した。

 日経225先物は、クレディ・スイスの報道を受けてショートカバーを誘う格好となったが、世界的な金融システム不安が後退したわけではなく、スキャルピング中心のトレードにとどまったようだ。また、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が、米国経済が今後12カ月にリセッションに陥る確率を35%に引き上げたと報じられている。一方、JPモルガン・アセット・マネジメントは、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが見送られるとの見通しを示したと伝えられている。

 また、本日は欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれ、0.5%の利上げを実施する可能性があると見られている。クレディ・スイス問題で金融市場が混乱するなかで、利上げ実施に踏み切れば市場の動揺も予想され、下へのバイアスが一段と強まる展開は警戒しておきたい。なお、ECB理事会で利上げが見送られるようだと、来週のFOMCでもいったん利上げを停止するとの思惑が高まり、短期ロングに向かわせそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で13.99倍に上昇した。金融システム不安を背景に金融セクターの弱い値動きが目立つなか、相対的に日経平均型優位の状況だった。欧米の金融政策次第ではリバランスが強まる可能性はあるが、方向性としてはNT倍率の低下局面では、NTロング組成を意識したスタンスは継続しておきたい。

 手口面では、日経225先物はSBIが1900枚、ソジェンが1050枚程度の売り越しに対して、バークレイズが1400枚、auカブコムが1170枚、モルガンSが830枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はJPモルガンが2140枚、ソジェンが760枚、ゴールドマンが710枚程度の売り越しに対して、BofAが1330枚、ドイツが1170枚、みずほが930枚、BNPパリバが910枚程度の買い越しだった。


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