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来週の為替相場見通し=注目イベント目白押しで荒い値動きも

 来週の外国為替市場のドル円相場は、注目イベントが目白押しで荒い値動きとなる可能性もありそうだ。予想レンジは1ドル=135円30~137円80銭。

 来週の最大の焦点は10日の日銀金融政策決定会合と米雇用統計だ。黒田総裁の最後の日銀決定会合となるが、市場には、YCC(イールドカーブ・コントロール)撤廃に向けた思惑も出ている。ただ、「市場の警戒感が強ければ見送られる可能性も」(アナリスト)との声は少なくない。米雇用統計は先月発表された1月分が予想を上回る強い内容で、「雇用統計ショック」をもたらした。2月も堅調な結果が出た場合、米利上げ長期化観測が強まる可能性がある。また、7~8日には、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言が行われる。同証言の内容次第で、市場のセンチメントは変わることも予想される。

 更に上記以外では、8日に米2月ADP雇用統計、米1月JOLT求人件数、9日に中国消費者物価指数(CPI)が発表される。国内では8日に2月景気ウォッチャー調査、9日に10~12月期国内総生産(GDP)2次速報、10日に2月国内企業物価指数などの発表が予定されている。




出所:MINKABU PRESS

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