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1日の株式相場見通し=弱含み推移か、NYダウ反落で買い手控え

 1日の東京株式市場は強弱観対立のなか小動きとなりそうだが、弱含みで推移する公算が大きい。日経平均株価は直近2営業日連続で30円未満の値動き(終値ベース)にとどまっているが、きょうも前日終値を挟んだ狭いレンジでのもみ合いが予想される。前日の米国株市場はFRBによる金融引き締め策が長期化することへの警戒感がくすぶるなか、景気敏感株などを中心に売りがかさむ展開となり、NYダウは200ドルを超える下落となった。米長期金利が一時3.98%まで上昇し、これを嫌気する形で買いが手控えられている。発表された2月の消費者信頼感指数は事前の市場予想を下回ったが、これを好感する動きは限定的だった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は相対的に強さを発揮したものの、終盤に売り直され、結局小幅ながらマイナス圏で着地している。東京市場では引き続き方向感がつかみにくい。今週は2月の米ISM製造業景況感指数や非製造業景況感指数の発表や、国内では週末に2月の都区部消費者物価指数(CPI)などの発表を控えており、これらの内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが続く可能性がある。

 28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比232ドル39セント安の3万2656ドル70セントと反落。ナスダック総合株価指数は同11.435ポイント安の1万1455.544だった。

 日程面では、きょうは2月の新車販売台数、2月の軽自動車販売台数など。海外では22年10~12月期豪国内総生産(GDP)、2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、2月の中国非製造業PMI、2月の財新中国製造業PMI、2月の独失業率、2月の独消費者物価指数(CPI)、2月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況指数、1月の米建設支出など。

出所:MINKABU PRESS

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