日経平均は220円安、寄り後はもみ合い
日経平均は220円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、東京市場は明日が休場で、明後日24日には次期日銀総裁候補の所信聴取や米1月の米個人消費支出(PCE)コアデフレータ発表など重要イベントが控えており、これらを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。さらに、ロシアのプーチン大統領が、米国との新戦略兵器削減条約(新START)について「参加を停止する」と述べたことから、地政学リスクの高まりが意識され、市場のムードを重くした。一方、外為市場で1ドル=134円90銭台と昨日15時頃に比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
《SK》
提供:フィスコ