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8798 アドバンスクリエイト

東証P
636円
前日比
-25
-3.78%
PTS
636円
18:50 11/27
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
203 4.37 2.75 2.26
時価総額 146億円
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アドバンクリエ Research Memo(11):SDGsへの取り組みなどを盛り込んだ統合報告書を2022年3月に発行


■今後の見通し

3. ESGの取り組み
アドバンスクリエイト<8798>では、ESGへの取り組みを経営の重要課題と認識しており、これまでも積極的な取り組みを推進してきた。具体例を挙げると、E(環境)に関する取り組みとしては、ペーパーレス化推進による環境負荷低減、「オンライン保険相談」によるCO2排出削減(物理的な移動が不要)、直営店の土日祝日休業による電力消費削減などを実践している。このうち、ペーパーレス化比率※については2019年9月期の52.9%から2021年9月期は74.6%まで上昇した。

※ペーパーレス化比率:同社で申し込んだ保険契約のうち、ペーパーレスにより申し込んだ比率。


S(社会)に関する取り組みとしては、「ダイバーシティの推進」として子育て世代の就労支援(社内託児所の設置)や時短勤務の推進のほか、新たに男性育休推進目標を設定するなど働きやすい職場環境の整備に取り組んでいる。女性管理職比率については2019年9月期の25.0%から2021年9月期は32.3%に上昇し、全国平均の2倍以上の水準を達成している。また、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」に基づく優良企業として、「えるぼし」認定※の最高位となる3つ星を2021年9月に取得している。

※「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の5項目に基づき、企業の取り組み実績が全3段階で評価される。同社は、これら5項目すべての基準を満たしたことから3つ星(最高位)認定を取得した。


社外活動としては、2017年度より関西大学において寄附講座「安全・安心な社会を支える保険制度」を開講しているほか、2013年から大阪マラソンに協賛している。さらに、2022年12月20日に開催された新日本フィルハーモニー交響楽団「第九」特別演奏会に協賛(2021年に続き2回目)するなど教育、スポーツ、文化活動における各種支援に取り組んでいる。

G(ガバナンス)については、取締役10名中5名、監査役4名中3名を社外から登用しており、定期的なヒアリングの実施と運営の改善により取締役会の実効性確保に努めている。また、社外弁護士等によって構成されるガバナンス委員会を2011年から設置し、取締役会に対して必要な施策を助言しているほか、外部機関による情報セキュリティ監査を2012年より開始して実効性を担保している。2021年10月には取締役候補者と報酬について決定する指名報酬委員会を発足し、ガバナンスの透明性を図っている。

なお、同社は従来のCSRの取り組みに加えてSDGsの取り組みについても盛り込んだ統合報告書(2021年9月期)を2022年3月に初めて発行した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《NS》

 提供:フィスコ

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