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日経平均は反発、米金利高継続も円安が引き続きサポート/相場概況


日経平均は反発。15日の米株式市場でダウ平均は38.78ドル高と小反発。米1月小売売上高が予想を上回り、金利上昇を嫌気した売りが先行。2月NAHB住宅市場指数の上振れに伴う利上げ長期化観測も重しとなった。一方、ハイテク株の買い戻しが下値を支えたほか、景気後退懸念の緩和を背景にダウ平均も終盤にかけてはプラス圏に回復。ナスダック総合指数は+0.92%と3日続伸。引け味の良かった米株市場を引き継いで日経平均は152.86円高からスタート。アジア株高や時間外取引のナスダック100先物の上昇を追い風にじわじわと上げ幅を広げた。午後はアジア市況の上昇一服を背景に東京市場ももみ合い展開となったが、為替の円安進行を支援要因に再び強含みとなると、結局、取引終盤に27727.66円(225.8円高)とこの日の高値を付けた。

 大引けの日経平均は前日比194.58円高の27696.44円となった。東証プライム市場の売買高は11億4174万株、売買代金は2兆6374億円だった。セクターではその他製品、輸送用機器、ゴム製品が上昇率上位となった一方、パルプ・紙、銀行、水産・農林が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は26%だった。

 個別では、円安進行を追い風に日産自<7201>、SUBARU<7270>、マツダ<7261>などが大幅高。米ハイテク株高を受けてソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、ルネサス<6723>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、日本電産<6594>などハイテクも高い。川崎汽船<9107>を筆頭に郵船<9101>、商船三井<9104>の海運、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>の鉄鋼も堅調。サウジアラビアの政府系ファンドの買い増しが判明した任天堂<7974>は大幅高。M&Aキャピタル<6080>は日本経済新聞社の報道を材料に急伸した。

 1月訪日外客数を材料にマツキヨココカラ<3088>、パンパシHD<7532>、高島屋<8233>、Jフロント<3086>、寿スピリッツ<2222>、エアトリ<6191>、ビジョン<9416>などインバウンド関連が全般強い。マネックスG<8698>、セレス<3696>は暗号資産相場の上昇を材料に急伸。円谷フィールズHD<2767>は大幅な業績・配当予想の上方修正を発表して以降、上値追いが続いており、本日も昨年来高値を更新した。

 一方、米長期金利の上昇が重しとなり、エムスリー<2413>、ラクスル<4384>、Sansan<4443>、サイボウズ<4776>などのグロース株が下落。三菱UFJ<8306>、みずほFG<8411>、りそなHD<8308>などの銀行株は上昇一服で、KDDI<9433>、ソフトバンク<9434>、JT<2914>、中外製薬<4519>、塩野義<4507>などのディフェンシブ系の一角が軟調。業績予想の大幅下方修正で前日ストップ安比例配分となったダイヤHD<6699>は大幅続落。シマノ<7309>は大幅減益見通しを嫌気する動きが続いた。
《YN》

 提供:フィスコ

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