コスモスイニシア---3Qは増収、レジデンシャル事業を除く事業がいずれも増収
コスモスイニシア<8844>は9日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.0%増の623.84億円、営業損失が19.37億円(前年同期は10.06億円の損失)、経常損失が22.61億円(同14.73億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が9.00億円(同11.02億円の損失)となった。
レジデンシャル事業の売上高は前年同期比8.6%減の214.21億円、セグメント損失は4.29億円(前年同期は3.34億円の利益)となった。豪州での分譲住宅の引渡があった一方で、新築マンション及びリノベーションマンションの引渡戸数が減少した。
ソリューション事業の売上高は前年同期比3.2%増の286.90億円、セグメント利益は同42.2%減の15.86億円となった。収益不動産等販売において増収となった一方で、前年同期において高収益物件の引渡があったことによる反動等があった。
宿泊事業の売上高は前年同期比314.3%増の29.00億円、セグメント損失は19.58億円(前年同期は23.24億円の損失)となった。第2四半期連結累計期間までは新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい事業環境が継続したが、稼働施設数の増加及び稼働の改善等があった。
工事事業の売上高は前年同期比50.6%増の97.70億円、セグメント利益は3.53億円(前年同期は2.17億円の損失)となった。オフィス移転・内装工事の受注が増加した。
2023年3月期通期については、売上高が前期比16.4%増の1,250.00億円、営業利益が同4.4%増の35.00億円、経常利益が同14.9%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.1%増の22.00億円とする、2022年11月9日に公表した連結業績予想を据え置いている。
《NS》
提供:フィスコ